仮面の人(1937)
仮面の人(1937)
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仮面の人(1937)

1937年公開
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「大陸の快男児」「拳骨ハリガン」と同じくデイヴィッド・ハワード監督、フランク・B・グッド撮影になるジョージ・オブライエン主演映画で、ブルース・ハッチンスンのげんさくを「大陸の快男児」のダン・ジャーレットと「空中非常線」のユーイング・スコットとが協力脚色したもの。助演俳優は新人のベアトリス・ロバーツ、「地獄への挑戦」のウイラード・ロバートスン、「嵐の戦捷旗」のワード・ボンド等である。

ストーリー

木林王マイクル・カランは息子グラントが科学や音楽など以外には何にも興味を持たぬので、心配の余り精神病医に相談を持ち掛けた。グラントは当時ニューヨークで人気のある謎のレスリング選手「仮面の人」なのであるが誰もそれを知らない。医者の勧告によって父は息子を北方の森林地帯に実習に赴かせる。紹介状には知人とのみ書いてあるので何ら特別の待遇はなかった。北方ティンバレーク地方では年中行事が開かれていた。グラントは到着早々カラン所有の森林に隣接した地権を持ち、父に代わって木材業を営むペギーという若い娘と知り合いになる。彼女の木材貨車が一ヵ月に二度も脱線させられ商売に大きな手違いを生じた。これはカラン側の監督モートンとペギーの監督サンガーが共同して邪魔をしていたのだが彼女は気が付かない。モートンは彼女の森林を乗っ取るためカラン名義で彼女の手形を買い占め両者の反感を助長しようとしていた。仕事を急ぐためペギーはモートンに頼んで人手を借りその中にグラントも入っていた。彼がペギーと親しいのを見たサンガーは危険な仕事を彼に命じたが見事にやってのける。モートンとサンガーは三人の兇漢を雇ってグラントを襲わせたが、彼のために撃退された。サンガーは偶然雑誌の写真でグラントがカランの息子であることを知ってペギーに告げる。彼女は罵った上彼を追払った。ペギーは愛していたグラントに対する反感からサンガーと結婚しようと町へ行く。グラントは町へ駆けつけ式の直前サンガーを窃盗罪で告訴する。ニューヨークから急行した父親を前にグラントはモートンの不正を暴き、サンガーの奸策を明るみへ出した。ペギーはグラントの誠意を知り、また父親も初めて息子が勇敢な立派な青年であることを知った。

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作品データ

原題
Park Avenue Logger
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
RKOラジオ支社
初公開日
1937年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社