白川和子
加代子
精力バツグンの女たちと、彼女らに日夜悩まされる男を描く艶笑喜劇。脚本は「団地妻 しのび逢い」の西田一夫、監督は「続・色暦大奥秘話 淫の舞」の林功がそれぞれ担当。
筋骨隆々、逞しい肉体が自慢の張形馬太郎は加代子と見合結婚した。ところが加代子は過去に二度結婚の経験があり相手の男は二人とも加代子の精力に耐えられず逃げてしまったのである。さすがの馬太郎も加代子の猛攻にあい、ノビテしまった。馬太郎が相手にならない加代子は、友人の美江と女中の花子とともに欲求不満を解消すべく、知り合いの男たちに猛アタックするが男たちは次々とダウン。一方、馬太郎は女どもに負けじと猛訓練の日々を送っていた。数日後、馬太郎が加代子たちに挑戦して来た。加代子たちは馬鹿にしていたが、驚くべきことに逆に花子、美江、加代子たらが次々とノック・ダウン。ところが、馬太郎の股間にあったのは馬の張形だったのである。息を吹きかえし、見破った加代子はたちまち反撃を開始するりだった。
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