東京湾の突風野郎
東京湾の突風野郎
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東京湾の突風野郎

1961年4月26日公開、91分
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「俺は都会の山男」のコンビ福田良二・七条門の脚本を、「激闘の地平線」の小森白が監督した、ハリケーン・シリーズの第一作。「続性と人間」の岡戸嘉外が撮影した。

ストーリー

東京湾を背景にした久富材木店は、不慮の死をとげた父親のあとをついで娘の秋子が切りまわしている。ところが商売仇の極東商事の池上社長らが、父親名儀の借用証をかたに、秋子を困らせていた。そこへ来合せたのはラワン材を運んでいる鉄平と三吉。あまりのことに鉄平は池上たちをやっつけてしまった。池上は久富材木店の番頭大垣と組んで、密輪をやっていたのだが、事毎に邪魔になる秋子の父親を殺し、架空の借用証をでっち上げたのだった。借金の返済に窮した秋子は父親の友人料亭銀月の大久保に用立ててもらい、不足をラワン材を売ろうとしたが、ラワンを運ぶ鉄兵と三吉が、池上らのためにそれを奪われてしまった。遂に久富材木店は強制執行され、秋子は芸者になった。鉄平と三吉は仕方なく極東商事のため働いていた。或る日、鉄平は自分たちをおそったモーター・ボートの一団に、行方不明だった姉静枝に似た謎の女を見つける。また鉄平はその折にラワン材の中の密輸品を発見し、池上たちにねらわれる。鉄平は次々と起る事件と、謎の女性をつきとめるべくさぐって歩いた。謎の女は大久保の料亭銀月にしばしば姿を見せた。遂に彼は謎の女性が姉であり、しかも大久保の情婦であり、大久保こそ、料亭の主人をよそおった、シンガポールとの間で密輸品を取引している密輸団のボスであるという意外な事実をつきとめた。姉の身にも危機が迫った。ここに鉄平は敢然と立ち上り悪漢たちをやっつけたのだ。

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作品データ

製作年
1961年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1961年4月26日
上映時間
91分
製作会社
新東宝


[c]キネマ旬報社