高倉健
石浜伸夫
前作「花と嵐とギャング」の姉妹篇。原作も同じく藤原審爾が小説新潮に執筆。前作のコンビ、石井輝男と佐治乾が共同で脚色。石井輝男が監督したアクションもの。撮影は山沢義一。
網走帰りの石浜伸夫とその女房典子は賭場荒しの常習者だ。典子の母親お真佐もかつて満州で暴れた女傑だった。三人はある計画を持っていた。マカオの賭博組織の大幹部ロバートが、日本に国際賭博マーケットを造るテストとして、××クラブで大規模な賭博を開く。この金を盗もうというのだ。だが、この計画を狙うもう一人の男があった。常田という一匹狼で、彼はすでに××クラブに情婦で踊り子のローザ・ルミとその弟の光男を潜入させてあった。蛇の道は何とやらで、お真佐はこの常田のことを知った。しかし、二人は共同の目的で手を握ることになった。常田が資金源を調達、実行はお真佐一党と決まった。石浜は、ハジキの使い手、衆木と川岸を仲間に入れ、電気係りの亀田もひっぱりこんだ。ルミは中国人黄から資金借出しに成功したが、そのことから黄一味はギャング強盗団のことを知った。決行の日、計画はまんまと成功した。だが、ルミと光男の裏切りに、ロバート一味と拳銃戦がおきた。川岸は倒れ、典子、お真佐はばらばらになった。そこへ黄一味までが襲って来た。石浜等は衆木の提案で、飛行場に逃げた。そこには衆木の親友山内が操縦するビラまきヘリコプターが待っていた。彼も裏切ろうとしていたのだ。石浜、常田、ルミ、衆木の四人は山内の住む孤島へ逃げた。だが、ロバート一味もランチでやって来た。四人は、札束を山内の妹で盲目の留美子と共に再びヘリコプターに積んで逃がすことにした。盲目の留美子には、札束も広告のビラとしか映らない。孤島での拳銃戦も知らぬげに、数千万円の札束は、留美子の無心な手によって美しく空中に散っていった。
石浜伸夫
石浜典子
常田
真佐
ルミ
衆木
川岸
亀さん
黄
幹部A
乾分A
乾分B
山内
光男
嵐山
パチンコやの女店員
おかみさん
係A
係B
用心棒A
用心棒B
用心棒C
警官
警官B
運転手
刑事A
刑事B
留美子
チンピラ
監督、脚色
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
企画
企画
企画
スチール
脚色
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