池部良
田沢博士
丘美丈二郎の原案から「ガス人間第一号」の木村武が脚本を書き、コンビの本多猪四郎が監督したスペクタクルもの。撮影もコンビの小泉一。パースペクタ立体音響。
一九八〇年。富士山麓宇宙港から、園田艇長の第一回土星探検宇宙船隼号が離陸した。ロケットが火星軌道を通過した時、地球からの通信が新しい星の出現を報じてきた。これは地球の六千倍という怪星で宇宙学会はこの新星をゴラスと名づけた。突如、ロケットは何ものかの引力に引かれた。地球では「土星探検の隼号遭難」の新聞記事が人々の目をうばった。隼号のゴラス調査報告はゴラスが、今の状態で進んでくると地球に衝突する恐れがあると警告した。国連はゴラス対策に本腰を入れ、日本政府へ鳳号をゴラス調査のため派遣するよう要請してきた。今や地球を救うにはゴラスを爆破させるか地球が逃げるか、二つに一つだった。宇宙港では南極大陸に原子力ジェットパイプを並べ66億メガトンの推力機関が計画された。ゴラスは流星を吸いとり刻々と近づいてきた。ある日推力機関センターで突然震動がおこり恐竜が出現した。この怪獣のため七十二時間の空費をつくってしまった。やがて強風にうなりを発する東京タワーはすでにその四分の一を水に浸していた。--地球の危機。だがその時原子力ジェット・エンジンが動き出し、地球はゴラスの軌道から逃れた。ついに科学が勝ったのであった。
田沢博士
河野博士
園田謙介
園田速男
園田智子
園田滝子
関総理
木南法相
多田蔵相
村田宇宙省長官
秘書
園田艇長
真鍋副長
操縦員
通信員
計算員
観測員
機関員
燃料員
遠藤艇長
斎木副長
金井達麿
若林
伊東
操縦員
通信員
計算員
観測員
機関員
観測長
真田技師
ギブソン
フーバーマン
医師
新聞記者
運転手
キャバレーの客
監督
原案
製作
撮影
音楽
美術
美術
編集
照明
録音
特技監督
特技撮影
特技美術
特技照明
合成
特技撮影
光学撮影
光学撮影
特技製作担当者
助監督
製作担当者
整音
特技助監督
スチル
脚色