真赤な恋の物語:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
真赤な恋の物語
真赤な恋の物語
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真赤な恋の物語

1963年8月11日公開、99分
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メリメ原作“カルメン”より翻案。「嘘(1963)」の白坂依志夫と「わたしを深く埋めて」の井上梅次が共同で脚本を執筆。井上梅次が監督したメロドラマ。撮影は「二人だけの砦」の長岡博之。

ストーリー

立野三郎警部補刑事は赴任早々、すでに内偵中の密輸組織の中へ潜入することを命ぜられた。それはミナト屈指のキャバレー“ハバネラ”だった。ここでは、最近支配人の鬼頭を中心に、歌手であり、彼の情婦でもある美貌の摩紀をめぐって地下組織が暗躍しているというのだ。麻薬患者のピアノ弾きのあとに入った三郎は、うまく摩紀に接近することができたが、その情熱的な魅力に、ひきこまれていくのだった。或る日鬼頭と摩紀がたくらんだ麻薬取引の情報を知った三郎は警察に通報した。多量の麻薬は押収された。三郎の密告と知った鬼頭は、ガスライター責めのリンチで、三郎にドロをはかせ、サツの廻しものというその身を買収した。すてばちになった三郎は、摩紀との情欲の生活に陥ちこんでいった。摩紀と三郎の仲を嫉妬した鬼頭は、殺そうと迫った。ちょうどその時、鬼頭のボスでハバネラを舞台に暗黒街に君臨していた片目と呼ばれる男が高飛び先から突然帰ってきた。鬼頭の裏切行為に怒った片目は残忍な“また裂き”のリンチで殺してしまった。摩紀のとりこになった三郎は、ともすると片目に傾きかける摩紀を前にこの大者を相手どって五分の勝負を打つばかりでなく、片目の乗るモーターボートに火をかけ、消してしまうのだった。かくして三郎は警察官を辞職し“ハバネラ”の支配人となった。甘い夢を見る彼の前に人気歌手赤木健二の出現は、意外であった。若々しい肢体に魅惑された摩紀は健二との情欲におぼれた嫉妬に狂った三郎は摩紀の胸を刺した。ぐったりした摩紀を抱く三郎の背中を片目の手下の銃口が火を吐いた。打ちよせる波の中に二つの死体が洗われていった。

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作品データ

原題
The Scarlet Rose
製作年
1963年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1963年8月11日
上映時間
99分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社