喜劇 駅前番頭
喜劇 駅前番頭
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喜劇 駅前番頭

1966年8月14日公開、91分、コメディ
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「てなもんや東海道」の長瀬喜伴が脚本を執筆し、「喜劇 駅前漫画」の佐伯幸三が監督した駅前シリーズ第十六作目の喜劇。撮影はコンビの黒田徳三。

ストーリー

坂井次郎は大学を終え、箱根の古い旅館「一心亭」の番頭試験を受けて合格した。「一心亭」の主人徳之助はお人好しの新しがりや、古くからいる支配人の孫作は古風で頑固もので、ふたりは何かにつけて意見を対立させていた。徳之助の女房圭子は、主人の女ぐせの悪いのに戦々兢々として行動を監視していた。そんなところへ入った次郎は、三人から三様の期待をかけられることになった。ある日次郎は観光協会へ行くと偽って、芸者の染子と遊ぶ徳之助のお伴で湖畔の旅館へ行ったが、翌日早速、圭子に問いつめられ、果ては徳之助の行動を逐一報告してくれと懇願された。そんなある日、次郎は徳之助が以前馘にした身持ちのよくない番頭池上に、別れた女のことでゆすられて困っているという相談を受け、池上と対決しきっぱり手を引かせた。その夜、孫作の家に招待された次郎は、亡き母親がわりになって台所仕事をする孫作の娘由美の美貌にひかれた。折りしもハワイ・フラダンスチームが「一心亭」に泊ることになり、徳之助の浮気の虫が起き、踊り子メアリーにうつつをぬかすのだった。数日後、また嘘をついて佐島マリーナに出演しているメアリーを追う徳之助について行った次郎は、そこで孫作が以前「一心亭」で働いていた女中の藤子と睦まじくしているのを目撃した。徳之助は好意をもって、辞表を出そうという孫作と藤子をめあわせようと努力するのだった。また徳之助はたまたま病気になった次郎を看病する由美の姿にうたれ、サービスこそ第一と、サービス学校を作った。次郎は徳之助と同業の山本久造の女、染子からスカウトされようとしたが、「一心亭」に恩義を感じる次郎の心は動かなかった。今や徳之助は染子に片惚れだったことがわかって、圭子もやっと肩の荷をおろすことが出来た。次の日曜、佐島の海に次郎と由美の仲睦まじい姿が見られた。

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作品データ

製作年
1966年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1966年8月14日
上映時間
91分
製作会社
東京映画
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社