涙でいいの
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涙でいいの

1969年11月1日公開、79分
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「恋のつむじ風」の才賀明が脚本を書き、「残酷おんな私刑」の丹野雄二が企画・監督し、ピロ企画で製作した青春もの。撮影は、「女の手配師 池袋の夜」の山崎善弘が担当した。

ストーリー

穏かな陽光とオレンジの香りに包まれた高原。千秋と千春は大自然の中でのびのびと成長した美人姉妹だった。だが元気溌刺な千春にくらべ、千秋の気持はほぐれなかった。それというのも、かつての恋人・曽根と語らう時にはいつも、山で遭難死した夫の面影から、抜けられなかったから。一方、大学ストが解決、東京へ戻った千春は良一の妹・愛子のよく行く歌謡喫茶で曽根の住所を知った。千春が曽根に求愛したのはそれから間もなくで、女性記者の裕子に愛のライバル意識を持ってのことだった。娘の出来心を心配した謙作は、他の用事にかこつけて千秋を上京させたが失敗、喧嘩別れになってしまった。それから数日、千春は欧州へ取材に旅たつ曽根から、千秋との愛が彼女の夫を自殺に導くほど深かったと聞かされ、心うたれた。千春は二人を祝福、今は心の解けた良一とともに牧場を守ろうと誓いあった。

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作品データ

製作年
1969年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1969年11月1日
上映時間
79分
製作会社
株式会社ピロ企画


[c]キネマ旬報社