江利チエミ
フグ田サザエ
「続べらんめえ芸者」の笠原良三と「落語天国紳士録」の蓮池義雄の共同脚本を、「落語天国紳士録」の青柳信雄が監督したサザエさんシリーズの一作。撮影は「サザエさんの脱線奥様」の西垣六郎。
サザエさんに男の子が生れた。病室にタイ子が見舞いに来た。彼女はフグ田君の妹で、辰野という恋人がいる。そこへ、フグ田君をはじめ、イソ野家の連中がやって来た。赤ちゃんの名は結局タラオと決まった。--ある日、辰野が訪れて来た。目下インターン中で、専門は小児科に決めたという。タイ子のことでサザエさんに応援を頼みに来たのだ。辰野はタラオを健康診断し、「日本脳炎かもしれない。それに小児マヒの恐れもある」と言い出した。それを聞いたお母さんはショックで倒れてしまった。これはサザエさんと辰野のお芝居だったが、ともかく辰野はタイ子と婚約することができた。フグ田君は、サザエさんがタラオのことにかかりきりなので不満だった。ある時爆発したので、お母さんはサザエさんに二人で温泉に行くことを勧めた。タラオはあずかるからと。二人は出かけたのだが、やはりタラオのことが心配だった。電話をかけると、ワカメがタラオを抱いたままいなくなっちゃったという。さあ大変、二人は急いで帰った。ところが、家では皆のんびりしている。カツオが「ワカメの奴がタラオを抱いたまま押入れの中で寝てたんだ」と言った。--乳母車を押すサザエさんとフグ田君は幸福だった。
フグ田サザエ
フグ田マスオ
イソ野波夫
イソ野フネ
イソ野カツオ
イソ野ワカメ
フグ田タイ子
辰野乙彦
山中老人
岩雄
白洲いり子
おけい
雲丹
梶本
草谷
海老名
医者
金髪夫人
ヘルダ
ルミ子
看護婦
多胡夫人
浪川夫人
お爺さん
お婆さん
タクシー運転手
若い夫
若い妻
菓子屋のかみさん
ご用聞きA
ご用聞きB
ご用聞きC
押し売り
女中
監督
脚本
脚本
原作
製作
撮影
音楽
美術
美術
編集
照明
録音
助監督
振付