黄色の鑑札
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黄色の鑑札

1918年公開
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ストーリー

暗黒のロシアに絶大の権力を振るう秘密探偵オクラナの主領アンドレイ男爵はユダヤ人を虐殺した。アンナの母はこの時恐怖のために死んだ。若い身空をただ1人アンナは父を求めて首府セントピータースブルグへ行こうとしたが、ユダヤ人なるため通行証が貰えぬので醜業婦の印たる黄色の鑑札を受けねばならなかった。首府についたアンナは父がマリア・ヴァレンカという過激思想を抱く婦人の許に在るを知ったが父は幾何も無くして世を去った。マリアは自分の妹がオクラナのため殺された恨みがあるので男爵を爆弾で殺そうとするが却って自ら死ぬ。アンナはマリアの通行証や身元証書を手に入れマリアと名乗り米国外交家の娘シートンの家庭教師となり、米国の青年ジュリアンに逢う。アンナは彼を助けロシア政界の裏面を本国に通信させた。男爵はこれを知りベトロフに命じて彼女を監視させる。彼は直に彼女が黄色い鑑札を持つアンナなる事を知り、彼女は家庭教師の口を失うが、ジュリアンは彼を信じていた。その後アンナは誤って男爵を殺す。ジュリアンは極力彼女を助けようとし、男爵の後を襲ったロストフ伯を巧妙な手段で説き伏せ、アンナを連れてロシアを去った。

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作品データ

原題
The Yellow Ticket
製作年
1918年
製作国
アメリカ
初公開日
1918年
製作会社
パテー・アストラ映画


[c]キネマ旬報社