暁の暴風:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
暁の暴風
暁の暴風
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暁の暴風

1933年公開
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「怪僧ラスプーチン」と同じくリチャード・ボレスラウスキーが監督した映画で、サンドル・ハンヤディ作舞台劇「黒い茎の桜桃」に基いて「シャーロック・ホームズ(1932)」のバートラム・ミルハウザーが脚色した。出演者は「シナラ」「極楽特急」のケイ・フランシス、「令嬢殺人事件」のニルス・アスター、「ヘル・ビロウ」のウォルター・ヒューストン、「男子戦わざるべからず」のフィリップス・ホームスを始め、「蒼白い眼」のC・ヘンリー・ゴードン、及びジーン・パーカー、「山に住む女」のユージーン・ボーレット、ルイズ・クロッサーの面々で、撮影は「ラジオは笑う」のジョージ・フォルシーの担任である。

ストーリー

セルビア国境に近いハンガリーのある町の町長ダシャンはセルビア人であった。1914年7月イタリアの皇太子ファージナンド大公がサラエボでセルビア青年に暗殺された時、たまたま通り会わせた彼はセルビア人たるが故に群集に襲われたが、親友のハンガリーの陸軍士官ゲザに救われた。イタリアが宣戦を布告するやゲザは脱走兵を捜しにダシャンの邸を訪れた。デシャンの若い妻イリナが脱走兵を匿ったことをゲザは察知したが、ダシャンが与り知らないでいるのと、イリナの美しさに心を引かれたのとでゲザは見逃してやった。これが縁でゲザとイリナは恋し合う様になったが、ダシャンを裏切るような行為はしなかった。ゲザは名誉の負傷を受け、戦線に立つことができなくなったので、ダシャンが町長を勤めている町の軍政長官に任命された。かくて数年平和克服と共に、この町はセルビア領となり、以前ダシャンの執事だったパントが軍政長官に任命されたやってきた。イリナとゲザの愛情はしだいに募って来たので、道ならぬ仲にこそならないがダシャンの疑いを招くようになった。パンドは人気を得るためにハンガリー人のゲザを反逆者として銃殺しようとする。ダシャンはゲザを弁護したが、イリナは彼以上にゲザをかばうので嫉妬のあまり、ゲザを銃殺することに同意する。イリナはゲザにかくと急報に赴いた。跡を追ったダシャンは2人が深く愛し合っていること、2人の間に不倫な関係は無かったことを知るや、身を犠牲にして2人の恋を完とうさせようと決心した。2人を国境指して逃がしてやった後、捜索に来たパントに自分も裏切った妻と情夫を引き捕まえて殺したいと偽って、ダシャンはパントと2人で馬橇を駆けって、高い断崖から故意に墜落してパントもろとも惨死をとげた。

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作品データ

原題
Storm at Daybreak
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社