笠智衆
新庄啓作
“キング”に連載された白川渥の原作より、「陽は沈まず」の沢村勉が脚色し、「伊豆の踊子(1954)」の野村芳太郎が監督している。撮影は「蛮から社員」の厚田雄春、音楽は「陽は沈まず」の黛敏郎。出演者は「陽は沈まず」の笠智衆、田浦正巳、諸角啓二郎、「唄しぐれ おしどり若衆」の美空ひばり、「真実一路」の桂木洋子、「愛染かつら(1954)」の三宅邦子など。
ストーリー
船乗りの新庄啓作と妻文子には二人の子供があった。快活な女学生翠とチャッカリ坊主の中学生誠である。啓作の妹節子も死んだ兄大造の友人土屋光雄との結婚に失敗し、新庄家の居候になっていた。大造や光雄の友人で翠の高校の英語の先生羽田信平はひそかに節子を永遠の女性と決め、節子の友人でコーヒー・ショップのマダム醍醐シズも二人を結ぼうと努力しているが、羽田には光雄への義理がある上に、弘子という許婚者も居た。翠には戸川雄一というボーイ・フレンドが居た。この二人は物わかりのいい小母さん節子に見守られながら、何時か清純な恋が芽生えていた。テニスの試合があって、翠と雄一とは羽田に附添われて大阪へ行く。そして神戸へ寄った翠は父啓作に小泉千代という女のあるのを知った。純真な乙女心を傷つけられた翠は、誤解されて雄一と共に神戸の警察に保護された。が、翠は父の秘密を誰にも話そうとしなかった。非をさとった啓作は女と別れて帰宅した。文子はその夫を優しく迎えた。弘子の力添えで節子と羽田もどうやら結ばれるらしい。そして翠と雄一のプラトニックな恋にも再び春が訪れた。
キャスト
三宅邦子
妻文子
桂木洋子
妹節子
美空ひばり
娘翠
水原常春
息子誠
北竜二
戸川貞良
森川まさみ
妻加奈子
田浦正巳
息子雄一
大木実
羽田信平
草間百合子
醍醐シズ
北原三枝
芳賀弘子
野辺かほる
母かね
永井達郎
土屋光雄
水島光代
小泉千代
三井弘次
神戸の巡査
諸角啓二郎
その同僚
高友子
高校生
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1954年
- 製作国
- 日本
- 初公開日
- 1954年6月8日
- 上映時間
- 101分
- 製作会社
- 松竹大船
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
