春色大盗伝:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
春色大盗伝
春色大盗伝
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春色大盗伝

1955年4月11日公開、88分、時代劇
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「息子の縁談」の八木保太郎が毛利三四郎と共同で脚本を書き、「紋三郎の秀」の冬島泰三が監督する。撮影は「長脇差大名」の河崎喜久三、音楽は「爆笑青春列車」の服部正の担当。出演者は「森蘭丸」の中村扇雀、「天下を狙う美少年」の嵯峨美智子、「長脇差大名」の南風洋子、「麝香屋敷」の田崎潤、「爆笑青春列車」の小高まさる、「花ざかり男一代」の澤村國太郎など。

ストーリー

江戸城の明け渡し、続いて王政復古と物情騒然の大江戸。桜も満開の浅草奥山で群衆の波にもまれていた官軍のMP坪田壮介と同僚が、財布と錦布をすられて満場の爆笑を受けた。その犯人は前髪を粋に乱した男惚れする美男若衆で、すった財布に観音様のお守りを入れて返すところから人呼んでお守り鶴次郎。彼は大の錦布嫌いで、坪田は官軍の威光にかゝわると鶴次郎逮捕に懸命であったが、上方スリの親分格柏屋仙造も坪田に秘かに協力していた。仙造は両国に「京染柏屋」ののれんを出し柏屋一党の世をあざむく住居としていたが、突然京の実家より父仙造を訪ねて由利がはるばる上京して来た。娘には官軍の御用役人と偽っていた仙造は大あわてで、坪田に宿の世話を頼んだが、ある夜由利は坪田の欲情に迫られて蒼ざめたところを、来合せた鶴次郎が救った。それ以来由利は鶴次郎を親分格とする観音一家に身を寄せるようになったが、何時しか鶴次郎と心の中で惚れ合う仲となった。鶴次郎は胸の中を打明けるために堅気になろうと決心したが、つまづきお春はこれを嫉いていた。岡ッ引の親分清吉は鶴次郎の腕を見込み、不穏の体勢にある彰義隊へ自重を要望した将軍家からの書面を奪うという大役を依頼した。鶴次郎は堅気になる元手をもらう条件で、女装に身を扮しこの大役をやってのけた。ところが清吉が捕り方衆と薩軍の鉄砲隊と共にのりこんで来て、事情を察した鶴次郎は激昂したが、進退窮した時に幾度か打明けようとして果さなかったことを由利に打明けることができた。やがて鶴次郎を先頭に数珠つなぎになって観音一家が引かれて行く。それを見送るのは由利だった。

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作品データ

製作年
1955年
製作国
日本
初公開日
1955年4月11日
上映時間
88分
製作会社
新東宝
ジャンル
時代劇


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