東京チャキチャキ娘
東京チャキチャキ娘
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東京チャキチャキ娘

1956年8月14日公開、66分
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“週刊東京”連載の杉浦幸雄の漫画を、三木鮎郎が放送台本に書き直した作品の映画化で現代娘気質を軽快なタッチで描く大船得意の明朗篇。脚色は「漫才学校 爆笑八人組」の中山隆三。「楽天夫人」の番匠義彰が監督、同じく生方敏夫が撮影を担当した。主な出演者は「奥様は大学生」の中村メイコ、「続・この世の花 第8部」の川喜多雄二、「茶の間の時計 愛情の波紋」の藤乃高子、「お母さんの黒板」の古賀さと子、その他日守新一、沢村貞子、永井達郎、水上令子など。

ストーリー

東京チャキチャキ娘の茶木千秋は、父万吉、母かおりと三人で東京郊外の住宅地に住んでいる。近所で叔父千吉がフェンシング・クラブをやっているが弟子は千秋ただ一人。一方、千吉の細君花子が経営するアクセサリー店ヴィクトリアは大繁昌。千吉の娘幸江からクラブのピンチを聞いた千秋は、早速、高校の友達藤原百合子、柿内桃代や寿司屋の若旦那トロ吉、クリーニング屋のデン吉、消防夫のカン太郎らを弟子入りさせ、千吉を救う。だが千秋がトロ吉達に稽古をつけている処を覗いた歯科医の鈴木五郎はつい吹き出し、怒った千秋は彼と立ち合うが簡単にやられてしまう。数日後、千秋は歯医者の手当をうけたが、それが何と鈴木五郎。千秋は以来、彼に好意を持つようになるがトロ吉達は面白くない。この頃、オシドリ夫婦といわれる千秋の両親が喧嘩した。万吉が死んだ友人の娘静子を花子の店に世話したのが原因。千秋は一策を案じ静子に恋人と家の前を歩いてくれと頼んだが、静子と連れ立ったのは五郎であった。かおりの誤解はとけるが千秋のヒステリーに静子は身を退こうと決意、だが静子の心根に打たれた千秋は彼女を励ます。千秋は静子が五郎と新婚旅行に発つのを見届けてから、道場破りに来た大阪チャキチャキ娘と猛烈な試合をくりひろげた。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年8月14日
上映時間
66分
製作会社
松竹大船


[c]キネマ旬報社