ジョン・ペイン
Ernie_Driscoll
「アリバイなき男」と同じくエドワード・スモールが製作し、フィル・カールソンが監督にあたった犯罪活劇1953年作品。ジョージ・ザッカーマンの原作を「突然の恐怖」のロバート・スミスが脚色し、撮影はフランツ・プラナー(「暁前の決断」)、音楽は「無宿者」のエミール・ニューマン、 アーサー・ランジの担当。主演は「七つの海の狼」のジョン・ペインと「スパイ(1952)」のイヴリン・キースで、ブラッド・デクスター(「犯罪都市(1951)」)、フランク・フェイレン(「探偵物語」)、ペギー・キャッスル、ジェイ・アドラーらが助演。
腕利きの拳闘選手としてかつて全盛を誇ったアーニー・ドリスコル(ジョン・ペイン)は、いまはタクシーの運転手として地道な生活を送っていた。が、ふとしたことから妻のポーリン(ペギー・キャッスル)がヴィクター・ロウリンズ(ブラッド・デクスター)という男と不義の関係にあることを知り、暗い気持になった。ある日、アーニーは行きつけのドラグ・ストアでリンダ(イヴリン・キース)という女優と知り合った。アーニーはリンダにすすめられて演技のテストを受けたが、それは彼女がアーニーをある殺人事件に巻き込もうとする奸策であると知り、憤然とした。しかしその後、それは誤解であることがわかり、アーニーとリンダの間にはいつしか恋が芽生えていた。一方、ヴィクターは宝石泥棒である上に、殺人事件の真犯人でもあり、自分の身が危いと知るや足手まといのポーリンを殺してしまった。そして屍体をアーニーの自動車の荷物入れに押し込み、アーニーが妻を殺したと密告して外国へ逃亡しようとした。アーニーは運転手仲間のスタンからヴィクターの乗り込もうとする船の名を訊きだし、その後を追った。波止場でアーニーとヴィクターの間に、激しい闘いが展開されたが、遂にヴィクターは警察の手に捕縛された。
Ernie_Driscoll
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監督
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