次郎長意外伝 大暴れ次郎長一家
次郎長意外伝 大暴れ次郎長一家
-

次郎長意外伝 大暴れ次郎長一家

1957年12月22日公開、87分、時代劇
  • 上映館を探す
  • みたい
    0
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「次郎長意外伝 灰神楽の三太郎」「次郎長意外伝 大暴れ三太郎笠」につづく次郎長意外伝シリーズの第三部。正岡容の「次郎長意外伝 灰神楽の三太郎」を原案に「勝利者」のコンビ、小野田勇とキノトールが脚本を書き「恐怖の弾痕」の日高繁明が監督、「続サラリーマン出世太閤記」の鈴木斌が撮影した。主演は「続サラリーマン出世太閤記」の三木のり平、中田康子、小林桂樹、「一本刀土俵入(1957)」の越路吹雪。ほかに小堀明男、藤田進、千葉信男など。浪曲の相模太郎が特別出演している。

ストーリー

裸道中の巻--清水一家で、一番ドジで間抜けな灰神楽の三太郎が大役を申しつかった。廻船問屋駿河屋市兵衛が、商売敵の遠州屋と駿河屋の番頭伝吉との共謀で密貿易の罪におとしいれられ、その伝吉を生証人としてつき出さねば市兵衛は除夜の鐘と共に処刑されるという。逐電した伝吉を追って三太郎は旅に出た。彼に惚れている飲屋まりりん亭のお紋も、彼を助けようと男装でくっついてきた。彼らが泊った宿に、三橋の桂助という歌のうまい三等やくざが泊り合わせ、三太郎はその歌に酔って大散財し、着物をカタに取られてしまった。こうして彼ら二人の裸道中が始った。二人を心配してやってきた追分三五郎も尾行してきた遠州屋の雇い浪人桃栗柿八をマこうというお紋の計画が失敗したため、裸になってしまった。大みそかに、三人ハダカで追分の宿についた時、「年忘れ競馬大会」が開かれてい、三太郎はそれに出場せねばならぬ破目になった。彼の馬はお紋の裸を見ると、物凄いスピードで走り出した。ふと見ると、彼の隣りの馬に悪番頭伝吉が乗っていた。三太郎は伝吉を追い抜きざま、ポカリと一発、のばしてしまった。かけつけた次郎長一家と遠州屋のつけ人たちが大乱闘を始めた。--正月、市兵衛は釈放され、次郎長一家は晴ればれとした春を祝った。荒神山の巻--小政たちが暴れに暴れたあげく、吉良の仁吉の家へ転りこんだと聞いて、怒った次郎長は三太郎を連れ、仁吉の家に来た。もめごとの真相を聞いて、次郎長は十七人の子分を仁吉の助人として荒神山へ行かせることにした。三太郎は、仁吉が離縁したお菊を安濃徳の家へ送った。そこで、親分の悪口を言われて喧嘩になり、彼は縛られて物置へ放りこまれた。大番の象太という旅人が忍びこんできたのを幸い、彼に金を与え、やっと逃げだした。その途中、象太に連れられた料亭に、投節お蔦という女やくざが待っていた。その恋人に瓜二つというので、お鳶は安濃徳側の手配りをスパイすることを快諾した。次郎長の知らせで、大政らとお紋がやってきた時、三太郎は女装していた。お蔦の妹と偽って安濃徳側の本陣をお蔦と探ってきたところだ。彼らは五十挺の鉄砲を持っていた。三太郎はその夜国定忠治に化け、板割の浅太郎ことお紋を連れて安濃徳側へ助人に来たと乗りこんだ。大番の象太に金を握らせ、忍びこませて、鉄砲を片っぱしから曲げさせた。翌日、荒神山の祭礼に、清水一家の援ける仁吉軍と三百人の助人をもつ安濃徳軍との大喧嘩が始った。三太郎たちの珍戦術で、仁吉軍は大勝利を収めたわけである。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

製作年
1957年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1957年12月22日
上映時間
87分
製作会社
東宝
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社