人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人
人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人
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人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人

1958年12月5日公開、70分、時代劇
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人形佐七捕物帖シリーズの第五篇。横溝正史の原作を、「ヌードモデル殺人事件」の金田光夫が脚色、「黄金奉行」のコンビ山田達雄が監督、河崎喜久三が撮影した。「隠密将軍と喧嘩大名 (前後篇)」の若山富三郎、「ヌードモデル殺人事件」の中山昭二に、日比野恵子・天知茂らが出演。

ストーリー

江戸城攻略秘図の隠し場所を後の人に伝えるため、高山藩の大殿・三楽斎は、四人の腰元の背中に判じ文字の刺青を、刺青師・お蝶に彫らせた。四人の腰元とはお雪・お静・お露・お町である。刺青が仕上ると、三楽斎はこの秘密が洩れるのを怖れて、お蝶を刺客に襲わせた。深傷を負ったお蝶は、新之丞と、恋仲のお滝に救われたが、記憶喪失症になった。その夜、お雪が殺された。事件は佐七の手で調べることになった。通夜の日、お雪の屍体が何者かに持ち去られた。佐七にはお雪の刺青に彫られたお蝶の銘が唯一の手懸りだった。次いで、お静も殺された。佐七は、ようやく刺青をした腰元、お露とお町の名を聞き出した。お露の家の出雲屋を監視していると、風呂場から悲鳴が起り、伊賀の隠密・宮部が逃げていく姿を見た。風呂場に入った男は、お露の婿になる新之丞ということだった。お滝は、佐七がお蝶を探していることを耳にし、お蝶に知らせようと外へ出た途端刺された。佐七は息たえだえのお滝からお蝶の居所を聞き、お蝶の家に向った。と、男がお蝶をつれて逃げていくのだ。この男は勝市といった。屍体を盗んだ男だが、お蝶が好きで彼女の刺青を見たいため盗んだので人殺しはしないという。お蝶は意識を回復した。四人の刺青を江戸絵図に合わせた佐七は、この謎が上野寛永寺であることを解いた。佐七が寛永寺に姿を現わした時には、宮部と新之丞が秘箱の争奪戦を演じていた。高山藩の一隊も駈けつけた。佐七は新之丞に迫った。新之丞は、出雲屋の財産とお露を手に入れるため邪魔なお滝を殺そうと思ったのだ。そこで隠密騒ぎをいいことにお雪やお静を殺害し、さらに刺青の謎を解くと元の高山藩主までゆすろうとしたのだった。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
初公開日
1958年12月5日
上映時間
70分
製作会社
新東宝
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社