ジャック・ホルト
Jack_Dunton
「最後の先駆者」「水盡く大地」に次ぐジャック・ホルト氏主演西部劇で例によってゼーン・グレイ氏作の物語を映画化したもので新進監督オットー・ブラワー氏の処女作品。J・ウォルター・ルーベン氏とサム・ミンツ氏とが脚色の任に当たった。ホルト氏の相手役は「忘れられた顔(1928)」「笑う男」のオルガ・バクロノヴァ嬢が勤め、「喧嘩機関車」「乱暴ロージー」のドリス・ヒル嬢、「暴力団(1928)」のジョン・ダーロウ氏、ガイ・オリヴァー氏等が助演している。
西部開拓者達が幌馬車を組織して或る地方に野営をした時不意にインディアンに襲撃され皆殺しされてしまったことがあった。その時薪を拾いに出ていたために殺されないで済んでのはジャック・ダントンという少年とヴァードという幼児だけだった。それ以来ジャックはヴァードを我が子か弟のように可愛がり、成人してからもヴァードヲ学校に入れたりして並々ならぬ世話をした。そして或る夏ジャックはヴァードをキティー・メインズという善良な娘に婚約させたが、ヴァードは酒場女のグレースに迷って駆落ちまでもしたのであった。踊り女のグレースは元来ジャックに想を寄せていたのだったが、ジャックがヴァードのこと許り気にかけてグレースの愛などを眼中に置かないので、嫉妬からジャックとヴァードとの仲を裂くために、わざとヴァードを誘惑したのであった。二人が恐ろしい大山崩れに圧死しようとするのをジャックは救ってやった。その後ジャックの骨折りでヴァードはキティーの手の戻り、グレーズは想い叶ってジャック・ダントンの妻になることが出来た。
Jack_Dunton
Grace
K tty_Mains
Verde
Mr._Mains
Jack_(childhood)
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