ジェイソン・ライヴリー
Chris
宇宙生物が地球に襲来し、地球人の体内に入り込んで増殖していくというSF映画。製作はチャールズ・ゴードン。エグゼクティヴ・プロデューサーはウィリアム・フィネガン。監督はこれが処女作になるフレッド・デッカーで、脚本も彼が書いている。撮影はロバート・C・ニュー、音楽はバリー・デヴォーゾン、特殊メイクはデイヴイッド・B・ミラーが担当。出演はジェイソン・ライヴリー、トム・アトキンスほか。
宇宙のかなた。宇宙船から1人のETが実験中の狂暴な生命体を放り出した。59年のカリフォルニア。女子大生のパム(アリス・カドガン)が男友達のジョニー(マン・ヘロン)と車の中でしゃべっていると、警官のキャメロンが「斧を持った狂人が逃走中だから気をつけろ」と注意する。キャメロンはパムの前の男友達だった。森に白く輝くものが墜落し、ジョニーが見に行く。中から約15センチほどのなめくじ状の物体クリープスが飛び出してジョニーの口に入り込んだ。狂人がパムを斧で惨殺し、キャメロンが彼を射殺する。ジョニーの死体は大学の研究室に冷凍保存される。27年後、クリス(ジェイソン・ライヴリー)は美人学生シンシア(ジル・ホイットロー)を見初める。ひっこみ思案の彼のためにルームメイトで足の不自由なJC(スティーヴ・マーシャル)が一肌ぬぐ。シンシアにはブラッド(アラン・J・ケイザー)という男友達がいた。彼女と仲良くなるためにブラッドらと同じ友愛会ベータに入ることにした。ブラッドらは入会の条件として死体を男子寮前に置くことを命じた。クリスとJCは学校の研究室に忍び込み、冷凍装置のスイッチを切ってしまう。死体のはずのジョニーが歩き出し研究員を殺す。刑事になったキャメロン(トム・アトキンス)が捜査の指揮をとることになった。現場ではジョニーの死体が消えていた。ジョニーはかつてパムが住んでいた女子寮の部屋にあがり込もうとし、現在の住人であるシンシアが悲鳴をあげる。ジョニーは身体が割れ、なかから多数のクリープスが出て来て地下室へ走り込む。クリスとシンシアは仲良くなる。JCの口にクリープスがとび込んだ。クリスはJCが残したテープを聞く。自分の脳にクリープスが入り込み、そこを母胎として成長すること、彼らは火に弱いことが吹き込んであった。クリープスはどんどん増え、犬にまでとりつく。クリスはキャメロン刑事に会いに行き、2人は警察の武器係(ディック・ミラー)から火炎放射器を無理矢理借り出すと女子寮へ。ベータのクラブ員はみなクリープスにとりつかれ、クリスが射殺し、シンシアが火炎を浴びせた。キャメロンが自分の生命を犠牲にして女子寮を爆破炎上させてクリープスを滅ぼす。よかったと一安心し、そばにいた犬をかわいがろうとしたシンシアの口に、犬の口からクリープスが飛び込む。
Chris
J._C._
Cynthia
Ray_Cameron
Brad
Johnny
Pam
Police_Armorer
監督、脚本
キャラクター創造、特殊メイク
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
特殊効果
字幕
[c]キネマ旬報社