ヒロミ
村上薫
とある銀行を襲撃した人のいい銀行強盗と人質たちが繰り広げる珍騒動を描くコメディ。脚本は「あさってDANCE」の香川まさひとが執筆。監督は新人の玉川長太。撮影は「激走トラッカー伝説」の村野信明がそれぞれ担当。
ここは二十一世紀銀行亀川原出張所。営業成績の悪いそんな銀行に銀行強盗が押し入った。人質は近くのアパートに住む青年・薫、謎の外国人・ジョンソン、宗教狂いのおばさん、新人アイドル歌手とそのマネージャーなどに女子行員を含め15人と、なぜか犬一匹である。ところがこの強盗・四方山は妙に気が弱く、人質集団は彼が人が良いのをいいことに、特上寿司は要求するわ、酒は要求するわで、周囲の騒ぎをよそに銀行内は飲めや歌えの大宴会。さらに現場に駆けつけた轟警部にストリップをやらかせて楽しむ始末だった。そんな人質たちの思うがままに操られる四方山だったが、実は彼は逃げた女房に子供のケガの治療費200万円を要求され、思い余って強盗を働いたのだった。それを知った人質たちは四方山に同情し、自分たちのサイフをかき集めるが、その人質の中にいた当出張所一の預金高を誇るじいさん・安西は四方山に200万円を手渡すのだった。そんな人達の好意によって自首することを決意する四方山。しかし、調子に乗った人質たちは四方山が自首する前に、最後の一大ショーを企てる。それは彼の女房に金をたたきつけ、横面の一つや二つ殴りつけようというのだった。そして、外には出れない四方山の代わりに、200万円を持って彼の女房のもとへ向かう董とジョンソンだったが、彼女の男を殴ってしまい、逆に追いかけられる始末。こうして四方山は自首し、長い一日は終わるのだった。
村上薫
四方山三郎
ジョンソン
藍染よし子
富田愛
轟警部
富田林主任刑事
安西小太郎
中里本部長
千里の父
近所の妻
老婆
南所長
九条千里
山茶花晴美
四方山富子
レポーター
蓮見重雄
近所の酔っ払い男
堺光男
鳴滝
よう子
監督、プロデューサー
脚本
製作、企画
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
監督補
主題曲
スチール
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