ジミー・マクニコル
Roscoe_Wilton
保安官の娘を誘拐してハイウェイを疾走する青年の車と、後を追うパトカーのカー・チェイスを描くコメディ。製作はロジャー・コーマン、共同製作はゲール・ハード、監督はEat My Dust(76)につづいて、これが4作目のチャールズ・グリフィス。ブライアン・ウィリアムスの原案に基づき、マックス・アップルが脚色。撮影はゲーリー・グレーバー、音楽はベント・マイゲンが担当している。出演はジミー・マクニコル、ジャネット・ジュリアン、ウォルター・バーンズ、ジョン・B・バリモアなど。スタント、カーチェイス・シーンはニュー・ワールドの旧作「バニシング in TURBO」(76)、「ランナウェイ」(77)などからピック・アップし、これらに合わして新シーンが撮影された。
ターナー保安官(ウォルター・バーンズ)は、このところ毎日のように若僧のロスコー(ジミー・マクニコル)におちょくられて自棄気味。ブツブツ言っては副保安官のベントリーをいびっていた。今日は、娘ペギー(ジャネット・ジュリアン)の通うコンタック高校の学園祭である。ペギーは学園一の美人と評判で、学園祭のクィーンに選ばれ、市内をパレードすることになっていた。パレード・カーの運転をするのは、彼女に思いを寄せるハロルド(ジョン・B・バリモア)。ところが、ロスコーがハロルドの裏をかいて、パレード・カーの運転席に座る。ロスコーにとって、パレードなどどうでもよく大好きなペギーをさらってドライブに出かけることだけが目的だったのだ。ターナーはカンカンに怒り、パトカーで後を追う。他にペギーに惚れているケニー、ハロルド、ベントリーも各々自動車をぶっとばした。ロスコーとペギーは次々と駐車中の自動車--なぜか皆、キーがさして駐車してある--を盗んで逃走。そして、ついに追跡は終り、格闘が始まった。なぐりあっているうちに、不思議な連帯感が生まれ、全員で大笑いするのだった。
Roscoe_Wilton
Peggy_Sue_Turner
Sheriff_Turner
Lester
Harold
Deputy_Bentley
Kenny
監督
脚本
原案
製作
撮影
音楽
編集
スタント
スタント
字幕
制作補
[c]キネマ旬報社