オーソン・ウェルズ
Burndai _Tartar_Chief
バイキングとダッタン族の戦いを描いたスペクタクル活劇。書き卸脚本をサバティーノ・チュフィーニ、アンブロジオ・モルテニニ、ガイオ・フランティニ、オレステ・パレラ、エミモ・サルヴィが共同で執筆。監督はリチャード・ソープが担当した。撮影はアメリゴ・ジェンガレリとエミリオ・ベルチェローニの共同。出演しているのは「市民ケーン」のオーソン・ウェルズ、ヴィクター・マチュア、フォルコ・ルリ、リアナ・オルフィ、アリチア・コルテス、ルチアーノ・マリンなど。
草原の民ダッタン族と海賊バイキングは、互いに勢力を競っていた。ある日、バイキングの首長オレグ(ヴィクター・マチュア)と弟エリック(ルチアーノ・マリン)は部下と共にダッタン砦に向かった。ダッタン族の首領トラグル(フォルコ・ルリ)は中国人のチュー・ランや娘サミア(アリチア・コルテス)と山岳地帯に住んでいた。サミアはグレート・カンと婚約し未来の王妃になる。トグラルはオレグ兄弟を暖かく迎え、スラブ族との戦闘の援助を求めた。オレグは友好上拒否したため、トラグルと決闘することになった。トラグルは殺され、オレグはサミアを奪って逃走した。トラグルの後を継いだのは弟のバランダイ(オーソン・ウェルズ)で、兄の復讐を誓った。その頃、オレグの妻ヘルガ(リアナ・オルフェイ)を乗せたバイキング船がボルガ河を航行中だった。ダッタン族との仲違いを知らぬ一行は、一族に捕らえられ男は皆殺しにされた。バイキングの要塞に幽閉されたサミアは、いつしかエリックを愛するようになった。チュー・ランが要塞にやって来て、ヘルガとサミアの交換を申し込んだ。オレグは承諾した。が好色なバランダイはチュー・ランの忠告を無視してヘルガを犯した。人質の交換の日ヘルガはダッタンの城壁から身を投じて死んだ。人質交換の失敗はバランダイの責任だとチュー・ランは彼を非難した。バランダイはチュー・ランを殺し騎馬軍を率いてバイキングの決戦を挑んだ。オレグはサミアの処刑を主張した。が、エリックの願いで長老会議にはかることにした。処刑の決定されぬうちダッタン族が来襲した。二大族の決戦は激烈をきわめた。バイキングは旗色はしだいに悪くなった。オレグはエリックにサミアを連れて逃げろといった。エリックは血路を開き、サミアとバイキングの本拠に向かった。船上からオレグとバランダイの激闘が見られた。
Burndai _Tartar_Chief
Oleg _Viking_Chief
Togrul _brother_of_Burundai
Helga _wlfe_of_Burundai
Samia _daughter_of_Burundai
Eric _brother_of_Oleg
Chu-Lung _Tartar_Adviser
Sigrun _Viking_Adviser
監督
脚本
脚本
脚本
脚本
脚本
撮影
撮影
音楽
セット
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