ジェームズ・カークウッド
Gerald_Cranston
ギルバート・フランコー氏の小説からエドモンド・グールディング氏が脚色し「巖窟王(1922)」「或る愚者有りき」と同じくエメット・J・フリン氏が監督製作した社会劇で、主役は「豪勇ボッブ」「干潮」等出演のジェームズ・カークウッド氏と「ユーモレスク(1920)」「天界へ挑戦」等出演のアルマ・ルーベンス嬢で「結婚愛」「嫉妬の創痕」等出演のマーゲリット・ド・ラ・モット嬢「虎狼の群」「スザンナ」等出演のウォルター・マッグレイル氏等が助演している。
成金のクランストンは肩書をうるためにある貴族の未亡人ハーモインを連れ子あるのも嫌わず嫁にとる。ハーモンイン氏はただ愛児のために結婚したので夫を軽蔑し切っている。そこに目をつけたのがハーモインの容色に迷ったイボッツレイで盛んに中傷を試みる。ハーモインの從妹アンジェラはクランストンの侠気に惚れて挑むが妻を愛している彼は應じない。妻に疎んぜられてた上に、投資したアフリカの錫鑛採堀事業に失敗し、ストライキを起した職工達に襲われ、瀕死の重傷を負ったが、妻の熱心な看護にようやく向った折、イボッツレイがやって来て、若しハーモインを誠に愛するなら彼女を愛人たる自分に渡せと言う。アンジェラからすべてを聞き且つは夫を愛し始めていたハーモインはイボッツレイを尻目にかけて夫を抱擁する。
Gerald_Cranston
Hermione _Lady_Gerald_Cranston
Gordon_Ibbotsleigh
Rennie
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Arthur
Angela
Sir_James_Guthrie
Cranston's_Mother
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