母燈台:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
母燈台
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母燈台

1949年11月5日公開、91分
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企画は「毒薔薇」「涙の港」につぐ中代富士男。脚本は「満月(1949)」の八木沢武孝。「花の日月」の久松静児がメガフォンをとり同じく「花の日月」の高橋通夫が撮影している。出演は「流れる星は生きている」の三益愛子、三条美紀、羽鳥敏子らほか「涙の港」の伊沢一郎、植村謙二郎、船越英二、見明凡太郎らが共演する。

ストーリー

勝気で派手好みの娘美知子は不良の邦子に誘われて、怪しげなキャバレーで南部という似而非紳士に紹介されたが警察の手入れで運悪く美知子だけが連行された。翌朝身柄引取りに呼び出された母千代はそこで実子萩原検事に再会した。千代の結婚を許さぬ両親のために生れた隆は旅館業を営む人の好い清さんにもらわれていった。その後大連に移ってからは消息は絶たれていたが、千代はその後生れた娘由岐子と美知子の二人を残したまま夫に先だたれたのである。清さん夫婦の愛情につつまれて育てられた隆に今更親だと名のれるわけもなかった。二十数年が過ぎて内職仕事で母娘三人ささやかな生活を営んでいた。二階に間借りしている上田巡査は殊に若い二人の娘にとっては気にかかる存在だったが美知子は性質上非常に積極的なのに反して由岐子は消極的だった。その内美知子は南部に再会、誘惑に負けて家出をして行方はようとして知れなかった。千代は悲嘆にくれたが由岐子と上田の結婚が成立して喜んだのも束の間、新婚旅行先で列車事故にあい由岐子は即死、上田は重傷を負ってしまった。孤独の千代はかつては美知子の勤務先へ掃除婦として住み込むようになった。ふとしたことから千代は美知子が流産の床で親不孝を嘆いていることを知って、雪深い北の町へ迎えにいったが、折からの火災で千代は美知子を助け出すことは出来たが、火えんに両眼をあおられて失明してしまったのである。やがて東京に帰ってきた哀れな母娘の前にまた憎むべき南部が出現したのである。萩原検事が千代の息子であることをかぎつけて、証拠品を持ち出して身の保全を計ろうというのだった。南部と争う内に千代は誤って凶器で殺してしまった。その法の裁きで、それとは知らぬ萩原検事の態度は冷厳そのものだった、上田の証言で一切は明るみに出されたが、千代はそれを否定してこん倒した。すべてを知った萩原検事が晴れて実母の病床を見舞った。

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作品データ

製作年
1949年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1949年11月5日
上映時間
91分
製作会社
大映東京


[c]キネマ旬報社