ヴィクター・マクラグレン
Captain_Donald_Gordon_King
「名物三羽烏」「血涙の志士」と同じくジョン・フォード氏が監督したヴィクター・マクラグレン氏主演映画で、タルポット・マンディ氏原作の物語を「港々の女難想」「青春万歳(1928)」のジョン・ストーン氏が脚色した。撮影は「名物三羽烏」「美人国二人行脚」のジョセフ・オーガスト氏が担任している。助演俳優は「太平洋横断」「純情無敵」のマーナ・ローイ嬢、「青春万歳(1928)」「モダーン三銃士」のデイヴィッド・ローリンス氏を始め、「娘乱暴記」のラムズデン・ヘーア氏、「メリー・ウイドー(1925)」のロイ・ダルシー氏、「闇を行く」のミッチェル・ルイス氏、「カヴァリヤ」のデイヴィッド・トーレンス氏等である。
ストーリー
欧州戦争が始まった時「黒時計連帯」の別名を以て鳴響いていたスコットランド第42連隊の将校達は出生の前晩祝宴を張っていた。列席していたドナルド・キング大尉は突如本部に呼ばれて即刻インドへ出発せよとの秘密命令を受けた。それはインドに於ける守備軍の減少に乗じて反乱の兆しがあるため、土俗に精通しているキングが暴徒を事前に潰滅せしめるのに最も適任である故であった。黒時計連隊は勇ましくフランス戦線へ出発した。そしてキングは卑怯者としてあとに残された。インドに着いた彼は先ず酒浸りとなって揚句の果ては酒場で乱暴を働き人殺しをした。キングは軍法会議にかけられ銃殺と決定したが当日になると彼は脱走して、怪美人ヤスマニ邸に逃込み事情を打明け隠まってくれと頼んだ。ヤスマニは快諾した。これは凡てキングの予定の行動であった。ヤスマニこそは反乱の女首領であったのである。キングは巧みに彼女に取り入ってその信任を得、遂に彼等の本体である山塞に入込むことが出来た。山塞の密室で彼は危うくヤスマニの怪しき魅力に囚へられて重大な指名を忘れようとしたが、流石は黒時計連隊中の猛者だけに決然として奮起した。その頃には反民共の準備は既に整っていたが英軍の士官達が変装して士兵に混るべき準備行動も終わったので、キングは時期を失せず、かねての合団をした。密かに運ばれた機関銃数台は銃口を揃えて反民共の面前に向けられた。かくて一味は全滅した。ヤスマニもキングに抱かれ死んだ。使命をまっとうしたキング大尉は殊勲者として帰国した。
キャスト
マーナ・ローイ
Yasmani
デイヴィッド・ローリンス
Lieut._alcolm_King
ラムスデン・ヘーア
Colonel_of_the_Black_Watch
ロイ・ダルシー
Rewa_Ghunza
ミッチェル・ルイス
Mohammed_Khan
シリル・チャドウィック
Major_Twynes
クロード・キング
General_in_India
フランシス・フォード
Major_MacGregor
ウォルター・ロング
Harrim_Pay
デイヴィッド・トーレンス
Field_Marshall
フレデリック・サリヴァン
General's_Aide
リチャード・トラヴァース
Adjutant
スタッフ
監督
ジョン・フォード
原作
タルボット・マンディ
撮影
ジョセフ・オーガスト
録音
W. W. Lindsay
台詞監督
ラムスデン・ヘーア
台詞
ジェームズ・ケヴィン・マッギネス
脚色
ジョン・ストーン
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- The Black Watch
- 製作年
- 1929年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- フォックス支社
- 初公開日
- 1929年
- 上映時間
- 93分
- 製作会社
- フォックス映画
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
