竹内力
萬田銀次郎
日本に出稼ぎにやって来る不法労働者の弱みに目をつけた新手の業者と、おなじみ“萬田銀行”の面々の勝負を描いたシリーズ第6弾。監督は前作に引き続き萩庭貞明、撮影も前作に引き続き三好和宏がそれぞれ担当。今回は、佐川満男、ルビー・モレノ、松本竜介らがゲスト出演している。スーパー16ミリ。1995年2月11日大阪天六ユウラク座にて先行上映。
配信で観る
ストーリー
あちらこちらに借金をしては、それをコゲつかせている津川は、金貸しの吉永に戸籍を貸せば借金はチャラにしてやるという話を持ち掛けられ、嫌と言う間もなく会ったこともない台湾人の女・リンダと結婚させられしまう。一方、やはり津川に金を貸していた銀次郎は、津川が結婚したという情報を聞きつけて、夫の借金は妻のもの、とばかりリンダの元へ借金を取り立てに行った。しかし、リンダはリンダで津川には会ったことすらなく、さらに彼女もクラブ「乱」のママ・麗子に多額の借金をしており、それどころではなかった。津川の返済期日の日、再びリンダの元を訪れた銀次郎は、リンダが姿をくらましたと麗子から聞かされる。だが、麗子にうさん臭さを感じた銀次郎は、何かウラがあるような気がして調査を開始する。そんな矢先、竜也が半殺しの目にあった。怒りに燃えた銀次郎は、素性を偽って「乱」に潜り込んだ佳子から、麗子と吉永がグルになって、ジャパユキさんたちが日本国籍を得るための偽装結婚を斡旋して、利益を貪っていることをつきとめる。さらにリンダの居場所を探った銀次郎たちはリンダが働く別府へと飛び、麗子たちの影に潜む組織の正体を掴むのであった。それは、かつて沢木親分から1000万円の借金をして消息を絶っていた山本という男だったのである。銀次郎は麻子にクラブのママと偽って山本に接近させ、山本に女の子を手配をするよう頼む。だが、山本によって集められた女の子たちを逃がした銀次郎は、そうして山本に大損させてしまうのである。騙されたと知った山本は警察に訴えることは当然出来ず、悔しさと損害を抱えながらしっぽを巻くしかなかった。銀次郎が仲間たちと勝利の味に酔いしれている時、津川がリンダを連れて、事務所を訪れた。彼らは今回の事件が縁で、夫婦として生活することにしたと言うのだった。
キャスト
佐川満男
山本義弘
松本竜介
津川幸雄
ルビー・モレノ
リンダ
大森嘉之
金子竜也
竹井みどり
矢吹麻子
可愛かずみ
細田佳子
結城哲也
沢木英雄
天田益男
広瀬昇一
大杉漣
吉永克巳
春やすこ
清川麗子
紅壱子
松島かすみ
桂ざこば
客
笑福亭鶴光
客
スタッフ
監督
萩庭貞明
原作
天王寺大
原作
郷力也
製作
須崎一夫
製作
伊藤秀裕
撮影、照明
三好和宏
美術
豊島隆
編集
菅野善雄
衣装
波多野芳一
録音
北村峰晴
助監督
久保寺和人
企画
末吉博彦
プロデューサー
川崎隆
プロデューサー
木戸田康秀
プロデューサー
結城哲也
選曲
武田康宏
スチール
目黒祐司
脚色
石川雅也
スクリプター
赤澤環
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 1995年
- 製作国
- 日本
- 配給
- ケイエスエス
- 初公開日
- 1995年3月11日
- 上映時間
- 80分
- 製作会社
- ケイエスエス作品（制作＊エクセレントフィルム）
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
