大塚明夫
ブラック・ジャック(声)
医師免許を持たない名医ブラック・ジャックが、新種の病原菌に挑むメディカル・サスペンス・アニメーション。監督は同作品のOVAも手掛けている出崎統。手塚治虫の同名コミックを原作に、「原由子☆眠れぬ夜の小さなお話」の森絵都と出崎が共同で脚本を執筆した。声の出演に「土俵の鬼たち」の大塚明夫や、宝塚出身で、女優のほかにテレビ・アニメ『るろうに剣心』などで声優としても活躍している涼風真世らがあたっている。
世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパワーを発揮する彼らは、オリンピックや芸術の分野で次々に脅威的な活躍をみせる。ところが、実は彼らはある病気に冒されていた。超人類と呼ばれる人たちの入院管理をしているブレーン製薬のジョー・シーゲルから、彼らの体に巣くう病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J”のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究をおりようとした。ところが、ジョーはすでにブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまっていた。研究を続行しなければ自らの命も危険にさらされてしまうと知り、ブラック・ジャックは、ジョーがその菌を発見したという砂漠に赴いて、それがフルジウムという花の花粉であることをつきとめる。しかし、ジョーは行きすぎた研究を非難されて、ブレーン製薬の会長の刺客によって射殺された。ブラック・ジャックも体に入り込んだ病原菌に次第に蝕まれていく。だが、彼は長い間砂漠に住んでいる砂漠の民によって、命を救われた。彼らは、その花粉の抗体を知っていたのである。抗体を手に入れたブラック・ジャックは、瀕死の状態の超人類たちを救うと、ピノコとふたりで再び闇の医療の世界へと戻っていった。
ブラック・ジャック(声)
ジョー・キャロル・ブレーン(声)
ピノコ(声)
エリック・カデリィ(声)
ベティ・マッコール(声)
ニコラス・ドリス(声)
エレン・シュライア(声)
リサ・シーゲル(声)
ロジャー・シーゲル(声)
ブレーン会長(声)
監督、脚本、絵コンテ
脚本
脚本協力
原作、オリジナルキャラクター
演出
作画監督、キャラクターデザイン
製作
製作
撮影監督
撮影監督
撮影
音楽
ミュージックディレクター
美術
美術
美術
美術監督
編集
録音
録音
音響
効果
特殊効果
特殊効果
企画
企画
企画
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
ミュージック・エグゼクティブ・プロデューサー
ミュージック・エグゼクティブ・プロデューサー
ミュージック・プロデューサー
色彩設定
色指定
キー・アニメーター
キー・アニメーター
スチール
医学監修
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