哀川翔
藤田雄次
偶然手に入れたヘロインを巡ってのドタバタ騒動を描く、雄次と耕作の便利屋コンビによるシリーズ第5弾。監督は「DOORIII」の黒沢清。脚本は黒沢と「月より帰る」のじんのひろあきの共同。撮影は「「物陰に足拍子」より MIDORI」の喜久村徳章が手掛けている。主演はおなじみの哀川翔と前田耕陽で、今回のマドンナは“Wink”の活動停止宣言後初の映画出演となる鈴木早智子。
いつものやっつけ仕事の最中だった雄次と耕作は、自動車事故を起こしたOL・三奈子を助けた。数日後、三奈子は暴力団抗争の現場にたまたま居合わせてヘロインを託されたと、雄次たちの前に姿を現わした。すでに組員は全滅しており、彼女が手にしたヘロインの包みは時価800万相当。処理を任されたふたりの元にはどこで聞きつけたか暴力団の3人組や麻薬バイヤーが現われ、てんやわんやの買取競争を繰り広げる。それを見た三奈子は実はまだ包みが隠してあると言い出し、こちらの紙袋ひとつぶんの時価は8000万相当だった。彼女はこれを不倫中の上司・岡山と一緒になるために使おうと考え、またひと騒動が持ちあがる。ヘロインすべてを雄次たちに渡した三奈子は岡山と一緒に旅立っていくかと思いきや、実は彼女がまだ紙袋を隠していたことがわかり、出るわ出るわで8億円分のヘロインが現れた。3人組やバイヤーが度々脅しに来て騒ぎが大きくなるうち、情報がめぐりめぐって相場が下がり、結局どこにも売れなくなってしまう。このままでは相場関係者に殺されると思った雄次たちは、ヘロインを捨てる決心をした。捨て場所に苦労しながらも紙袋一つは海に捨て残りはトイレに流し、三奈子と岡山がふたりでバリに旅立ってめでたしめでたしとなるはずだったが、しつこい3人組が岡山をさらってヘロインをよこせと脅迫する。偶然残っていたひと包みを手に湖畔の交換場所へ雄次たちが向かうと麻薬バイヤーまでが現われ、さらに海に捨てた紙袋もその場に流れ着き、3人組とバイヤーはヘロインを奪い合って自滅、今度こそ本当の大団円を迎えた。
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
企画
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
スクリプター
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