脚本
おとなの迷信を科学的にみきわめようと、蛇の森を探険するこどもたちを描く、小学校中学年から一般にもむく児童劇映画。
ストーリー
村落の裏山の奥深く、原始林繁茂する林の中に池があって、むかしから蛇が住んでいるという蛇の森--そこにはいると、蛇のたたりで怪我をするか、命をとられる。村のおばあさんが怪我をしたし、房雄の家のクロも蛇に片脚をかみきられた。 村人たちは、一層蛇の森のたたりだと信じこみ、恐れるようになった。そうした折、最近村へ越してきて診療所を開いた貴代子の家では、貴代子も弟の真一も、それを村人の迷信だと強く否定し、友だちの房雄、三郎、デブ松、正二らと相談して、探険に出かける。 森の中には、おばあさんが落ちたらしい穴があった、その側に手拭いが残っていた。また、わなにクロの切れた片脚が残っているのを見つけた。 蚊帳のキャンプで夜をあかしたかれらは食用蛙の鳴く声におどかされただけであったが、立ち上る煙をたずねて「盗伐」の一団を見つけ、蛇の森の主は実はその一団であることがわかった。
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作品データ
- 製作年
- 1957年
- 製作国
- 日本
- 初公開日
- 1957年11月17日
- 上映時間
- 45分
- 製作会社
- 近畿映画=共同映画社
[c]キネマ旬報社