リチャード・ディックス
Paul_Redmond
「泰西侠盗伝」「空軍の覇者」のリチャード・ディックスが主演する映画で「火の翼」のリチャード・グレイスが書き下ろした航空もの。脚色は「深夜の星」のハワード・Ｊ・グリーンがブルース・マニングとライオネル・ハウザーと協力して当たり、「摩天楼の怪火」「黒潮に鳴る心」のアール・Ｃ ・ケントンが監督し、「夢の並木道」「悪魔島脱出」のジョン・ステューマーが撮影した。助演は「黒地獄」のカレン・モーリー、「片道切符」のロイド・ノーラン、新顔のシャーリー・ロス、「粋な紐育っ子」のヘンリー・モリスン、「少年Ｇ戦線」のビル・バーラッド、ジーン・モーガン、その他である。
ストーリー
欧州大戦の際には空軍の覇者として輝かしい武勲をたてたポール・レドモンドは、その後練習飛行中に過失のため、同乗者を惨死させたために、米国空軍から除籍された。この結果、レドモンドは黒表人物として空輸会社でも雇ってくれず、独り脾肉の嘆に堪えないでいた。ところが彼と軍籍を共にしたデーナ・カークは、ドースン大佐が経営する飛行機製作所の制作主任となっていた。カークはレドモンドの手腕も人物も知っているので、彼を制作所の試験飛行士に雇った。レドモンドは旧友の所置に感激したが、カークの許婚たるドースン大佐の令嬢マーサといつか想い合う様になった。カークが設計した高速度機の試験飛行は所長ドースン大佐自ら行ったが、機関の故障に機は墜落し大佐は殉職した。大佐の息子リッチーは父の業を継ぐ事となり、第二回試験飛行は酒場の唄姫ユーニスと婚約したばかりのテックスが行った。ところがテックスは、守り本尊の幸運の馬蹄が操縦かんに絡み着いたために方向転換不可能となり逆落としに墜落惨死した。次にはフォーレストが翼の破損のため不時着して脚に重傷を負った。マーサはこの不吉な高速機の製作中止を弟のリッチーに承諾させたが、製作主任のカークの反対で、気弱なリッチーは自分が試験飛行をやると声明した。が、父を始め親しい友人達の次々の不幸で神経衰弱となっている彼は遂に発作的に自殺した。これを知る者はレドモンドと同僚バーロウのみだった。弟が自殺したと知ったらマーサが気の毒と思ったレドモンドは、リッチーに飛行服を着せて機に乗せ、高空で機に放火し、自らは落下傘で飛び降り、リッチーを焼死させた。このためレドモンドは卑怯者として製作所を追われる身となり、マーサにも愛想をつかされた。が、遂にカーク自ら試験飛行をやる事を知ったレドモンドは、設計専門のカークが死ぬのは明瞭なので、カークを撲倒して監禁し、自ら試験飛行を行った。それは大成功で新機の性能は隣席のメトカーフ少佐にも認められた。バーロウに全てを聞いたカークはマーサと少佐に、リッチーの自殺を知らせぬためにレドモンドは機を焼いた事を告げた。マーサは喜びレドモンドを迎え彼と結婚した。
キャスト
カレン・モーリー
Martha_Dawson
ロイド・ノーラン
Dana_Kirk
シャーリー・ロス
Eunice
ヘンリー・モリスン
Forrest
ジーン・モーガン
Barlow
ゴードン・ジョーンズ
Tex
ウィリアム・ステリング
Ritchie_Dawson
サーストン・ホール
Major_Metcalf
ガートルード・グリーン
Lulu
ボイド・アーウィン
Colonel_Dawson
ビル・バーラッド
Butch
コーラ・スー・コリンズ
Mary
スタッフ
監督
アール・Ｃ・ケントン
原作
リチャード・グレイス
撮影
ジョン・ステューマー
音楽
ハワード・ジャクソン
編集
ジョン・ローリンス
脚色
ハワード・Ｊ・グリーン
脚色
ブルース・マニング
脚色
ライオネル・ハウザー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Devil's Squadron
- 製作年
- 1936年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- コロンビア日本支社
- 初公開日
- 1936年
- 製作会社
- コロンビア映画
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
