ジョン・デレク
Robin _Earl_of_Huntington
近年コロムビアと契約したライター、ラルフ・ベッティスンのストーリーを、「最後の地獄船」のジョージ・ブルースが脚色し、「海賊ブラッドの逆襲」のゴードン・ダグラスが監督したテクニカラー1950年度作品。撮影のチャールズ・ロートン・ジュニア、作曲のハインツ・ロームヘルドは「泣き笑いアンパイヤ」と同じスタッフ。主演は新進ジョン・デレクと「恋はかくの如く」のダイアナ・リンで、「西部の裁き」のジョージ・マクレディ、故アラン・ヘール、「北西への道」のレスター・マシュウズ、「ユーモレスク(1946)」のポール・カヴァナー、「卵と私」のビリー・ハウスらが助演。
13世紀の英国。獅子王といわれたリチャード王に次ぐジョン王(ジョージ・マクレディ)の治政、国民は暴圧政治に苦しんでいた。ロビン・フッドの一子ロビン(ジョン・デレク)は父同様の剣豪仁侠の士で、御前試合に勝っての帰途、暴力で税をとりたてていた兵士たちと渡り合い捕らえられて監禁、明日に死刑を待つ身となった。かねてロビンに好意をよせていたマリアンヌ姫(ダイアナ・リン)は彼を秘かに破牢させ、ロビンは正義の同志を集めてジョン王の暴虐に対抗せんとした。彼は敵の動静をさぐるため、城内のマリアンヌと伝書鳩で連絡をとり、そのため王の計画はいつも失敗した。ジョン王は諸候の動揺を恐れ、彼らを招いて暗殺したが、そのことが国民に知れるや遂にジョン王打倒の気運が人々の間に張った。こうした不穏の情勢を感じた王は傭兵と軍資金のためマリアンヌ姫をフランスの伯爵に政略結婚させることになった。結婚式の当日、軍隊に護られて森を通る行列を襲ったロビンの一隊は激しい争闘の後打ち破り、無力となったジョン王は人権保護の憲章マグナ・カルタに署名させられた。国民の歓声のうちに今は「騎士」ハンティントン伯爵としてのロビンとマリアンヌ姫の幸福な姿があった。
Robin _Earl_of_Huntington
Lady_Marianne
King_John
Little_John
Sir_Giles
Court_of_Flanders
Friar_Tuck
Alan_a_Dale
Will_Scarlett
Baron_Fitzwalter
Archbishop_Stephen_Langton
Sir_Baldric
Baron_Alfred
Baron_Chandos
Arthur
監督
脚本
原作
製作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
録音
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