ペギー・カミンズ
Annie_Laurie_Starr
「犯罪王ディリンジャ」のフランクとモーリスのキング兄弟が製作に当たり、ジョセフ・H・ルイスが監督したギャング活劇1949年作品。「我等の生涯の最良の年」の原作者マッキンレー・カンターの大衆小説(サタディ・イヴニングポスト誌掲載)を、カンター自身と、赤狩りにより干されていたダルトン・トランボ(ミラード・カウフマン名義)が共同で脚色した。撮影は「遊星よりの物体X」のラッセル・ハーラン、音楽は「ならず者」のヴィクター・ヤングの担当。主演は「ボストン物語」のペギー・カミンズと「小麦は緑」のジョン・ドールで、ベリー・クローガー、モリス・カーノフスキイ、アナベル・ショウらが助演する。
バート・テアー(ジョン・ドール)は子供の頃から銃器類が好きで、青年になったときには射撃の腕前にかけては誰にも引けをとらなかった。だが決して生き物は射つまいという固い信念を持っていた。第二次大戦に参加したバートは、終戦と共に故郷のキュシヴィルの村に復員してきた。村のカーニヴァルで、バートは射的屋に出かけ、そこで射撃の女王と呼ばれていたアニー・ローリー・スター(ペギー・カミングス)と腕を競い、彼女を負かしてしまった。これが縁で2人は恋仲になり結婚した。ぜいたくな生活に憧れるアニーは、バートに辻強盗になれと勧め、遂には2人連れたって追いはぎ強盗を働きながら西部の町々を渡り歩くようになった。当局の追求の手は、アニーが殺人を犯してから、さらに厳しくなった。2人はバートの妹の家に身を隠そうと旅を続けたが、追手が間近かに迫り、泥沼の中の小島に追い詰められてしまった。2人のところに、バートの幼な友達デイヴとクライドが、足を洗えと密かに説得に来た。アニーは、この2人を狙い射とうとした。バートはようやく深い友情に目覚め、自らアニーを射殺して2人の親友を救った。しかし、この銃声で追手に居どころを知られ、その銃弾によって、バートもアニーの死体の上に折り重なるように倒れるのだった。
Annie_Laurie_Starr
Bart_Tare
Packett
Judge_Willoughby
Rudy_Tare
Clyde_Boston
Dave_Allister
Sheriff_Boston
Bluey-Bluey
監督
原作、脚色
製作
製作
撮影
音楽、作曲
美術
編集
録音
作詞
脚色
[c]キネマ旬報社