ロバート・ミッチャム
Jim_Garry
「罠(1949)」に先立つロバート・ワイズの監督作品(1948年)で、「死の設計」(未輸入ドキュメンタリ)のスローン・ウォースが製作している。「死闘の銀山」のルーク・ショートの原作をリリー・ヘイワードが脚色し、撮影は「Uボート撃滅」のニコラス・ミュスラカ、音楽は「ママの青春」のロイ・ウェッブが担当する。「ママの青春」のロバート・ミッチャムと「ママの思い出」のバーバラ・ベル・ゲデスが主演するほか、「タルサ」のロバート・プレストン、「彼らに音楽を」のウォルター・ブレナン、「破局」のフィリス・サクスターらが助演する。
昔馴染のテイト(ロバート・プレストン)に呼ばれてサン・ダストの町へ出かけたジム・ギャリイ(ロバート・ミッチャム)は、途上牛飼いのラフトン(T・タリイ)に会ったが、その娘エミイ(バーバラ・ベル・ゲデス)はひどく彼に冷たくあたった。それというのも、テイトが町のインディアン管理人ピンダレスト(F・フェイレン)と肚を合わせラフトンを排斥しようとしていたからで、これを知ったジムは旧友とはいえテイトの行為に賛成できなかった。テイトはラフトンの長女キャロル(フィリス・サクスター)が彼を恋しているのを幸い、彼女からラフトンの情報を得て不意打ちを加えたりし、仲間のクリス(ウォルター・ブレナン)の独り息子フレッドを殺すに至ったので、ジムは断然テイトと手を切ることにした。怒ったテイトと彼は大格闘したが、これを知ったエミイははじめてジムに唇を許した。ジムはテイトの裏をかくためピンダレストをおびき出そうとしが、気づいたテイトはジムを追い、手負いのジムはクリスの家に逃げ込み、来合わせたエミイの介抱を受けた。夜に入って家はテイトとその部下に包囲され、ジムたちは皆殺しの危機に陥ったが、ひそかに敵方の裏にまわったジムは中のエミイらと協力してテイトを撃ち倒した。
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