野村祐人
浩
ニューヨークの空の下、日本からやってきた風来坊たちが繰り広げる騒動を描いたコメディ。監督はアメリカのインディペンデント系映画の撮影を多数手掛け、本作品で監督に進出した細谷佳文。脚本は、細谷と作品にも出演しているニック・フェイズ、そしてクリスト・アセフィ、エドウィン・ベイカーの共同。撮影は細谷自らが手掛けている。主演は「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」の野村祐人と「野獣死すべし」の永澤俊矢。ヒューストン国際映画祭コメディ部門シルバー・アワード受賞。
バンド解散を機に日本を飛び出したシンガー・ソングライターの浩は、友人の晃を頼ってニューヨークへとやってきた。晃のルームメイトである健太を説得して居候を決め込んだまではよかったが、浩は滞納している家賃を肩代わりさせられ、健太が用心棒をしている日本料理・フジヤの出前持ちとしてこき使われるなど、散々な目に遭ってしまう。それでも、ビッグアップルの生活は彼にとって刺激にあふれたものだった。一ヶ月後、出前に行った日系の会社で働く秋子に一目惚れしてしまった浩は、入手困難なミュージカルのチケットを健太経由で手に入れ、秋子とデートの約束をとりつける。ところがその矢先、晃がドラッグ“スリーピー・ヘッズ”のやりすぎで、バスルームで死んでしまった。警察を呼ぼうとする浩に、健太は自分の不法滞在が警察にバレることを恐れて、自分たちで処理しようと提案する。晃が生前、自分が死んだらスティーヴ・マックイーンのようにブルックリン・ブリッジの上から灰を撒いてくれと言っていたのを想い出した浩は、秋子とのデートを断り、健太の友人・BJの協力を得て遺体を橋に運ぼうとした。かくして3人は、警察に追われたり、因縁のギャングたちに襲われたりしながら、遺体を担いで夜のニューヨークを駆け回るハメになる。それでも3人は、フェリーから晃の遺体を海に流してやることに成功した。しかし翌日、死んだと思っていた晃がひょっこり生還する。浩と健太はギャングたちの逆襲に遭い、再びマンハッタンを走り回っていた。
浩
健太
晃
ENGIN B.J.
秋子
市川シュン
ケイコ
ダイスケ
ハルカ
監督、脚本、製作、撮影
脚本
脚本
脚本
製作
製作
音楽
美術
編集
照明
助監督
スチール
スクリプター
字幕
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