村田和美
楠本和美
平和な学園を舞台に繰り広げられる、超能力に目覚めた高校生と未来からの侵略者との壮絶な戦いを描いたオカルティックな青春ドラマ。監督はこれが劇場用映画デビューとなる清水厚。81年に大林宣彦監督によって映画化された眉村卓の同名ベストセラーを、「エコエコアザラクII」の佐藤嗣麻子が脚色。撮影を八巻恒存が担当している。主演はこれが映画デビューとなる村田和美と、「静かな生活」の佐伯日菜子、「ゲレンデがとけるほど恋したい。」の柏原収史の3人。
飛鳥山学園高校の生徒会役員選挙の真っ最中だった1997年11月11日、楠本和美は教室で同級生の響子やさつきとふざけて怪我をしそうになったところを、クラスメイトの関耕児に助けられた。選挙の結果、生徒会長には高見沢みちるが選ばれ、彼女は校内の規律を正すという公約を果たすため、風紀を乱した生徒を厳重に取り締まる巡回パトロールを実施する。ところが、高見沢のいきすぎた計画に反対意見を唱えた響子やさつきたちが、次々と姿を消した。学園で何かが起きていると感じた和美と関は、この異常事態に一部の生徒たちとともに調査を開始する。やがて、高見沢自身がその犯人であることが明らかになり、それどころか、彼女は未来の世界を征服しようと企む京極博士が未来から送り込んだ抹殺者だったことまでわかった。京極博士は将来彼の敵となる新人類と呼ばれる超能力者たちを、彼らがまだ自身の能力に覚醒する前に抹殺してしまおうと、その誕生の鍵である飛鳥山学園に高見沢を潜入させたのである。新人類のひとりであった和美は、関が実は京極博士の計画を阻止するために未来から送り込まれてきた反体制マスターであることを聞かされ、彼とともに力を合わせて高見沢を倒した。学園は平和を取り戻し、関は和美たちから事件の記憶を消して未来へと帰っていく。そして和美は、全ての始まりであった1997年11月11日の教室に戻っていた。
楠本和美
関耕児
高見沢みちる
五十嵐さつき
西沢響子
広川早紀
武田真冬
佐藤良子
徳永歩
井坂広明
吉田一郎
荻野幸広
本来の高見沢
櫻井先生
山形先生
京極博士
少年・関
匠
益子兄弟
益子兄弟
伊藤姉妹
伊藤姉妹
堀江
前田
今井
加藤
脇
片岡
監督
脚本
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
CGプロデューサー
助監督
企画
企画
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
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