監督、脚本
旧ソ連のうち、ロシア以外の共和国エストニアで製作されたアニメを含むアンソロジー。貧しい門番と小犬がたどる悲劇を味わい深いタッチで綴った一編。ツルゲーネフの短編小説『ムムー』のアニメーションによる映画化。監督・脚本はベテランのワレンチン・カラヴァーエフ(29年生まれ)。
ストーリー
19世紀のロシア。貧しい聾唖者の門番ゲラーシムの生きがいは、小犬のムムーだった。ところがある日、ゲラーシムの主人である貴族の未亡人が、突然ムムーを殺すよう命令。ゲラーシムは悲しみに引き裂かれながら、ムムーを川に沈めて殺した。自分を愛してくれる唯一の存在を失った彼は、寂しく故郷へ帰った。
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