オマー・シャリフ
Che_Guevara
「大いなる西部」「頭上の敵機」のサイ・バートレットが製作したゲバラ伝。ストーリーはサイ・バートレットと、TV「弁護士プレストン」のデイヴィッド・カープ、脚色は、同じくサイ・バートレットと、「猿の惑星」のマイケル・ウィルソン、監督は「絞殺魔」リチャード・フライシャー。撮影はチャールズ・ウィーラー、音楽は「ブリット」のラロ・シフリンの担当。出演は「約束」のオマー・シャリフ、「ラスベガス強奪作戦」のジャック・パランス、「アメリカ アメリカ」のリンダ・マーシュほか。
キューバ革命をめざすカストロ(ジャック・パランス)と、82名のゲリラ部隊を乗せたヨットがラス・コロラダスに上陸したのは1956年であった。その中に医師ゲバラ(オマー・シャリフ)がいた。部隊が奥地に進んだとき、キューバ政府軍が空陸呼応して迎え撃った。そして、救急鞄を紛失したゲバラは、ついに銃を持って立ったのである。激戦が展開され、ゲリラ部隊は巧妙なジャングル戦術を駆使して政府軍を悩ました。2年後、ゲリラ隊は、サンレ・クララでバチスタ将軍の部隊を撃破し、カストロは凱旋将軍としてハバナに入城。政権をとった。だがゲバラは、さらに南米13ヵ国の革命を企図した。62年、キューバから姿を消したゲバラは66年ボリビアに潜入した。手をかしたのは、ボリビア情報省に籍を置くアルゼンチン出身の女闘士タニアである。やがて17名のキューバ同志と、ボリビアのシンパを加えてゲバラは、ゲリラ部隊を組織。餓えと戦い政府軍と転戦。だが戦いは利あらず、次第に部下を失っていった。そのうえ、タニアの戦死。そしてある日、ゲバラは負傷し政府軍の捕虜となった。悲劇の英雄といわれたゲバラが銃殺されたのは、ヒゲラスの町のとある学校の庭であった。
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