香港映画界最高のアクション・スター、ジャッキー・チェン主演によるカー・アクション快作。監督は『フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳』(V)のゴードン・チャン。スタント指導はジャッキーの盟友の「カンフー・カルト・マスター」のサモ・ハン・キンポー。共演は「月夜の願い」のアニタ・ユン、ドイツの新鋭トースティン・ニッケル、「男たちの挽歌4」のマイケル・ウォンとロー・ホイクゥンほか。また日本から加山雄三らが参加。オリジナルは110分。
ストーリー
香港。最高のレーサー、ジャッキー(ジャッキー・チェン)は日本の自動車メーカーでの研修留学から戻り、父(チョウ・ユン)が経営するレーシング・ショップを手伝うかたわら、父子ともども、警察の依頼で深夜の香港に横行する改造車の摘発に協力していた。ある夜、暴走する車が白バイ警官をひき逃げした。犯人は一流のレーサーにして国際テロリストのクーガー(トースティン・ニッケル)だった。ジャッキーは知り合った新米TVレポーターのエイミー(アニタ・ユン)とクーガーを追跡、彼を警察に引き渡す。国際警察機構のキャノン捜査官(マイケル・ウォン)に頼まれるまま、クーガーをひき逃げ犯だと証言するジャッキー。ところがクーガーは拘置所を脱走、ジャッキーの家をクレーン車で襲い、彼の妹二人を誘拐し、「日本の仙台のレースで俺と勝負しろ」と脅迫して去る。ジャッキーに想いを寄せるエイミーを伴いチームを率いて仙台に乗り込んだ彼は、村上監督(加山雄三)の下、すべてをレースに賭ける。途中、クーガーらの居所を知ったジャッキーはアジトのパチンコ屋を急襲、ヤクザの黒澤(澤田謙也)らと大乱闘、妹の一人だけを取り戻す。気持が乱れたジャッキーは車を大破させたが、研修先の重役令嬢(江黒真理衣)が新しいマシンをプレゼントしてくれた。かくして臨んだ大勝負のレース、熾裂なデッドヒートの果てにクーガーに勝利したジャッキーは、もう一人の妹を救ってくれたキャノンに彼を引き渡し、エイミーと喜び合うのだった。
スタッフ
監督、脚本
ゴードン・チャン
脚本
チャン・ヒンカイ
脚本
クォク・ワイチャン
製作
チュア・ラム
エグゼクティブプロデューサー
レナード・ホー
撮影
ウォン・ウィンハン
撮影
チェン・シウケン
撮影
ジョー・チャン
撮影
アンディ・ラム
撮影
ラウ・ハンチュエン
撮影
クァン・チークン
音楽
レオン・ボンイン
美術
マー・クォンウィン
編集
チョン・イウチョン
編集
チュン・カーファイ
編集
ン・ワンフン
編集
チェン・キーホップ
衣装デザイン
スタンリー・チョン
カースタント
フランキー・チャン
スタント指導
サモ・ハン・キンポー
字幕
岡田壯平
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作品データ
[c]キネマ旬報社