ピエール・リシャール
Pascal Ichak
20世紀初めに新しい味を求めて世界中を旅した、あるフランス人シェフの物語。監督は「ロビンソナーダ」で86年のカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞したナナ・ジョルジャゼ。主演はフランスで監督としても活躍するピエール・リシャールと「レ・ミゼラブル」のヴェテラン俳優ミシャリーン・プレスル、AP通信のコーカサス特派員だったニノ・キルタゼほか。
1995年、パリ。アントン・ゴゴラゼ(ラマズ・チヒクヴェゼ)は、著名なシェフでテノール歌手で冒険家のパスカル・イシャック(ピエール・リシャール)の姪のマルセル・イシャックを紹介される。アントンは彼の最愛の母親セシリア・アバチゼ(ニノ・キルタゼ)がパスカルの著した「恋するコックの1001のレシピー」を愛して止まなかったことを思い出した。マルセルからパスカルの原稿を見せられたアントンは、1920年のグルジアでパスカルとセシリアが恋愛関係にあったことを知る。グルジア大統領との出会い、レストランの華やいだパーティ、パスカルの料理に対する情熱は凄まじい。1921年赤軍が進攻してくる。セシリアの懇願にも係わらず、パスカルはグルジアを離れようとしない。若い将校の怒りを買い、レストランは閉鎖。パスカルの子供を身ごもったセシリア、だが彼は自らの誇りのために、無知な赤軍のコックに料理の技術を教えようと決意する。後にセシリアの手によって集めれたパスカルのレシピーだが、結局それがパスカルの遺言になってしまった。再び1995年、パリ。アントンは自らの出生の秘密と父親に想いをはせるのだった。
Pascal Ichak
Marcelle Ichak
Cecilia Abachidze
Zigmund Gogladze
Anton Gogoladze(young)
Anton Gogoladze(old)
監督
脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
美術
編集
編集
録音
録音
フランス語台詞
字幕
[c]キネマ旬報社