監督、製作
ナチスによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)のうち、主にポーランドにおける残虐行為についての証言を集めた長編ドキュメンタリー。2部構成9時間30分の上映時間。また、歴史ドキュメンタリーの通例に反し、記録映像や説明のナレーションを全く用いていない。クレジットされていないが、戦後をヨーロッパを代表する哲学者ジャン=ポール・サルトルが製作に深く携わり、とくに資金面での貢献は大きかったという。監督・製作はそのサルトルの忠実な弟子で、その雑誌『現代』の編集長でもあるクロード・ランズマン。撮影はドミニク・シャピュイ、ジミー・グラスベルグ、「ヌーヴェル・ヴァーグ」の名手ウィリアム・リュプチャンスキー。証言をするのはホロコーストの生存者、その目撃者・傍観者であるポーランド市民からゲシュタポやSSの関係者まで多数。また歴史学者やインタヴュアーであるランズマンが随所にコメントを挿入する。アウシュヴィッツ解放70周年に合わせて、2015年2月14日シアター・イメージフォーラムにて再公開。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。