ベン・メンデルスゾーン
Lewis
精神病院を舞台に、演劇を上演しようと奮戦する患者たちと演出を任された青年の姿を描いた感動作。監督はドキュメンタリー出身のマーク・ジョフィ。原作・脚本は「心の地図」のルイス・ノーラ。製作はリチャード・ブレナン、ティモシー・ホワイト。製作総指揮は「イングリッシュ・ペイシェント」のハーヴェイとボブのワインスタイン兄弟、フォードン・パースの共同。撮影はエレリー・ライアン。音楽は「アメリカの災難」のスティーヴン・エンデルマン。出演は本作の舞台から「心の地図」のベン・メンデルソーン、「ミュリエルの結婚」のトニー・コレット、「ダンシング★ヒーロー」のバリー・オットー、「泉のセイレーン」のパメラ・レイブほか。特別出演としてグレッタ・スカッキ、ポール・マーキュリオが姿を見せる。
モラトリアム青年ルイス(ベン・メンデルソーン)の就職先は精神病院の演劇セラピーの指導である。演劇経験は皆無であるルイスだったが、意外と楽観的だった。しかしそんな楽観主義も、患者ロイ(バリー・オットー)がモーツァルトのイタリア語オペラ笑劇『コシュ・ファン・トゥッテ』を上演したいと主張したことで打ち砕かれる。稽古は患者たちの突拍子のなさに苦労続き。恋人のルーシー(レイチェル・グリフィス)の仲も危なくなる始末。救いは魅力的な女性である、情緒不安定で入院させられたジュリー(トニー・コレット)だけだ。そんな折り、稽古場兼上演会場が放火癖のあるダグ(デイヴィッド・ウェハム)の放火で全焼。ルイスは責任を問われて解雇され、セラピストのサンドラの指導で演目は変更される。しかし『コシュ』の上演という目的で固く結び付いた患者たちはルイスとともに夜中に廃屋で稽古を続けた。様々な困難を乗りこえ上演の日がやってくる。サンドラの演目が始まると思いきや、『コシュ』の上演が始まった。途中で台詞がつまると、機転を利かしてジュリーが『スタンド・バイ・ミー』を唄い始める。場内は感動に包まれた。終わってみれば絶賛の嵐。喜びに浸る彼らだが、病院は閉鎖が決まっていた。患者たちはルイスに別れを告げてそれぞれに立ち去っていく。ジュリーは退院を許可された。不安を打ち明ける彼女をルイスは励まし、恋人の待つ家へ帰るのだった。
Lewis
Roy
Julie
Lucy
Nick
Errol
Cherry
Ruth
Henry
Doug
Doug
監督
脚本
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
スチール
字幕
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