シャーリー・マクレーン
Aurora Greenwa
母と娘の33年に渡る愛を描き、第56回(83年度)アカデミー賞5部門を独占した「愛と追憶の日々」の続編。今回は60代となり、人生の後半戦を迎えたヒロイン、オーロラの姿と彼女を取り巻く人間模様が描かれる。前作に続いてラリー・マクマートリーの小説を原作に、「ファースト・ワイフ・クラブ」の脚本家ロバート・ハーリングの初監督・脚本で映画化。製作は、前作にも関与したデイヴィッド・カークパトリックと初参加のキース・サンブルズ、前作で美術を担当したポリー・プラットの共同。撮影は「フォレスト・ガンプ/一期一会」のドン・バージェス、音楽は「ティン・カップ」のウィリアム・ロス、美術は「ドライビング・ミス・デイジー」のブルーノ・ルベオ、編集はブリシラ・ネッド=フレンドリーとデイヴィッド・モリッツ、衣裳はルネ・エーリッヒ・カルファス。主演は前作に続いて「くちづけはタンゴの後で」のシャーリー・マクレーン。共演は、前作に続いて再登場する「マーズ・アタック!」のジャック・ニコルソンをはじめ、「ツイスター」のビル・パクストン、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のジュリエット・ルイス、「カンザス・シティ」のミランダ・リチャードソン、「先生のお気に入り」のマリオン・ロス、「今そこにある危機」のドナルド・モファット、「白い嵐」のスコット・ウルフ、「花嫁のパパ2」のジョージ・ニューバーン、「白銀に燃えて」のマッケンジー・アスティン、本作が遺作となった「ラスト・ショー」のベン・ジョンソンほか。
テキサス州ヒューストン。あれから十数年、オーロラ(シャーリー・マクレーン)は、娘エマの残した3人の孫を育てることに全力を注いできた。しかし、3人は決して彼女の思い通りに成長してくれなかった。長男トミー(ジョージ・ニューバーン)は麻薬所持で服役中。次男テディ(マッケンジー・アスティン)は自動車の修理工になったが、結婚もしないまま子供をもうけて平然としている。末っ子のメラニー(ジュリエット・ルイス)は軽薄な若者ブルース(スコット・ウルフ)に入れ込み、大学もやめると言い出した。こんな孫たちを見るにつけ、自分の人生は一体何だったのかと、最近のオーロラは落ち込むばかり。40年来、この家で働くメイドのロージー(マリオン・ロス)と、かつてオーロラの恋人だった元将軍のヘクター(ドナルド・モファット)は、そんな彼女を心配げに見守る。ロージーの算段で、若くハンサムな精神カウンセラー、ジェリー(ビル・パクストン)の元に通いだしたオーロラは活気を取り戻し、彼の勧めで古い写真や手紙を広げてアルバム作りに取りかかる。そんな時、メラニーがブルースの浮気にショックを受け、自殺未遂事件を起こす。病院には先に、エマの親友だったパッツィ(ミランダ・リチャードソン)が来ていた。彼女はメラニーをわが子のように可愛がり、メラニーも何かと頼りにしているので、オーロラは彼女の存在が気に入らない。やがて快復したメラニーはブルースとよりを戻し、オーロラの反対も聞かずに2人で旅立つ。オーロラのジェリーに対する関心は日毎に強まり、ある日、ついに2人はベッド・イン。それ以来、彼女はジェリーの家に入り浸りになる。やがてヘクターが他界するが、その葬儀の直後にもジェリーに会おうと出掛ける彼女を見て、さすがのロージーも怒った。そして、かねてから親しかった隣家のアーサー(ベン・ジョンソン)のプロポーズを受け入れ、長年住み慣れた家から出ていってしまう。一方、ロスで新生活を始めたメラニーは経済的に行き詰まり、再び浮気したブルースとも別れてしまう。その頃、オーロラもジェリーがパッツィと浮気しているのを知って頭にきていた。傷心を癒し合うように2人は電話で久々に語り合い、立ち直ったメラニーは思いつきで受けたテレビのオーディションに合格し、今度こそ自立の道を歩み始める。トミーが仮出所して就職するが、一方でロージーが不治の病に倒れ、数カ月後、オーロラに見守られながら静かに息を引き取った。葬儀の日、物思いに耽る彼女の前に、かつての恋人で元宇宙飛行士のギャレット(ジャック・ニコルソン)が現れた。2人は思い出の浜辺に向かう。その時、宵の明星が西の空に輝き、オーロラはその一番星にそっと願いをかけ、浜辺を走る車からロージーの遺骨を撒いた。数年が過ぎた。今ではトミーも結婚して立派な父親に。かつてはライバルとして激しくやり合ったパッツィも、老いたオーロラの傍らに優しく寄り添う良き友だ。クリスマスの日、孫や曾孫、パッツィらに囲まれながら、オーロラは花園にいる夢を見る。そこには33歳で世を去った娘のエマが静かに微笑みかけていた。
Aurora Greenwa
Jerry Bruckner
Melanie Horton
Patsy Carpenter
Arthur Cotton
Bruce
Tommy Horton
Teddy Horton
Rosie Dunlop
Hector Scott
Ellen
Jane
Garrett Bredlove
監督、脚本
原作
製作
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
編集
衣装デザイン
字幕
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