ヘレナ・ボナム=カーター
Kate Croy
今世紀初頭のロンドンとヴェネツィアを舞台に、新時代の波に揺れる恋人たちの愛憎劇を描いた文芸ロマン。ヘンリー・ジェームズ(1843~1916)の同名小説(邦訳・講談社文芸文庫)の映画化。監督は「バック・ビート」『サイバーネット』(V)のイアン・ソフトリー。脚本は「日蔭のふたり」のホセイン・アミニ。製作は「十二夜」のデイヴィッド・ハーフィットとステイーヴン・エヴァンズ。製作総指揮は「ナイトウォッチ」のボブとハーヴェイのワインスタイン兄弟とポール・フェルドシャー。撮影はパトリス・ルコント監督作品で知られるエドゥアルド・セラ。音楽は「勝手に逃げろ、人生。」のガブリエル・ヤレド。美術は『サイバーネット』(V)のジョン・バード。編集はタリク・アンワール。衣裳は「ベルベット・ゴールドマイン」のサンティ・パウエル。出演は「十二夜」のヘレナ・ボナム=カーター、「司祭」のライナス・ローチ、「この森で、天使はバスを降りた。」のアリソン・エリオット、「愛と勇気の翼」のエリザベス・マクガヴァン、「エンゼル・ハート」のシャーロット・ランプリング、「ジキル&ハイド」のマイケル・ガンボンほか。
1910年、ロンドン。ケイト(ヘレナ・ボナム=カーター)は、後援者の上流階級の伯母モード(シャーロット・ランプリング)で暮らす、没落した中産階級に属する情熱的な娘。彼女は恋人の貧しいジャーナリストのマートン(ライナス・ローチ)との結婚を因習にとらわれた伯母から禁じられて思い悩んでいた。そんな折り、ケイトは孤児ながら裕福で飾らない魅力のあるアメリカ人女性ミリー(アリソン・エリオット)と親しくなる。ケイトはミリーがマートンに心惹かれながらも余命いくばくもないことを知り、暗いたくらみが浮かぶ。ミリーとマートンをヴェネツィア旅行に連れ出し、自分は二人を残して立ち去り、残された二人を引き合わせようとしたのだ。ミリーの遺産がめあてだったのだが、その企みを知って傷つきながらもミリーはマートンに遺産を分け与えて亡くなった。残されたケイトとマートンは結ばれたが、ミリーの思い出が二人には拭いがたく残っていた。
Kate Croy
Merton Densher
Millie Theale
Susan Stringham
Lionel Croy
Aunt Maude
Lord Mark
監督
脚本
原作
製作
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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