台湾ニューウェーヴの名匠ホウ・シャオシャンの姿を追ったドキュメンタリー。フランスのテレビ・シリーズ「我らの時代の映画作家」の一編。監督は「イルマ・ヴェップ」のオリヴィエ・アサイヤス。製作はペギー・チャオとシュウ・シャオミンで、撮影は「だれも私を愛さない!」のエリック・ゴーティエ。ホウ監督が久しぶりに故郷を訪れ、少年時代の記憶から映画製作のプロセスの詳細まで、傍らのアサイヤスに向かって自由に語る。また、小説家で「風櫃の少年」(84)以来すべての侯作品の脚本を手がけているチュー・ティエンウェン、「悲情城市」などの脚本家のウー・ニェンチェン、台湾ニューウェーヴの多くの重要な作品を支えた録音のドゥ・ドゥージー(本作の録音も担当)、台湾ニューウェーヴの盟友チェン・クォフー、「憂鬱な楽園」に主演したガオ・ジェとリン・チャンなど、ホウ監督作品の主要な人物へのインタビューなどが見られる。最後の場面での、カラオケで長渕剛の曲『乾杯』を熱唱するホウ監督の姿は見もの。デジタルリマスター版が『台湾巨匠傑作選2024』にて劇場上映(配給:オリオフィルムズ)。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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作品データ
- 原題
- 侯孝賢/HHH: Portrait of Hou Hsiao-hsien
- 製作年
- 1997年
- 製作国
- フランス
- 配給
- 松竹富士
- 初公開日
- 2021年9月25日
- 上映時間
- 96分
- 製作会社
- パブリック・テレヴィジョン=シュウ・シャオミン・コーポレーション=アークライト・フィルムズ=オーディオヴィジュアル・マルチメディア・インターナショナル・プロ作品
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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