ドナルド・サザーランド
Ted
やり手の初老のビジネスマンの家に才能を見込まれて同居することになった青年の恐るべき正体とその目的を描いたスリラー。監督は『ウィスパーズ』(V)などテレビ映画を手掛けるカナダ出身のダグラス・ジャクソン。脚本はケヴィン・ベルンハルト。撮影はロドニー・ギブソンズ。音楽はアラン・リーヴス。出演は「コピーキャット」はウィリアム・マクナマラ、「評決のとき」のドナルド・サザーランド、「薔薇の素顔」のレスリー・アン・ウォーレンほか。テレビ映画として製作されたが、日本では劇場公開された。
ボストン。株式ブローカーのテッド(ドナルド・サザーランド)は新たなパートナーのジェレミー(ウィリアム・マクナマラ)に深い信頼を抱くようになった。ジェレミーの経済的な苦境を聞いたテッドは自宅の空き部屋を間貸しを提案。美しい妻サンディ(レスリー・アン・ウォーレン)と養子のクリスともうまが合いそうでなんの不安も見えなかったが、移ってきた当初からジェレミーは同伴していた人妻と部屋で激しくセックスしたりと徐々に不穏な素顔をのぞかせはじめる。養子で生みの母親を知らないというジェレミーに同情するサンディ。実は彼女はかつて10代の頃に里子に出した子供がいたのだった。その矢先、妊娠していたサンディは流産。同時にテッドのオフィスも司直の捜査の手が入るなど、幸福だった家族に暗雲がたちこめる。すべてはジェレミーの仕業だった。なんと彼はサンディがかつて生んだ実の息子だったのだ。里子に出された先で養父に犯されたりと辛酸をなめたジェレミーは、その後養父母を焼き殺し、自分を捨てた実の母親への復讐を誓って生きてきたのだった。ジャグージでクリスも犯し、テッドも殺したジェレミーはサンディに迫るが、すんでのところでクリスによってジェレミーは倒された。
Ted
Jeremy
Sandy
Chris
Christina D'Amelio
Stuart
監督
脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社