ヴィンセント・リーガン
Tone
ロンドンの裏街道を生きる三人組をクールに描いた一編。監督・脚本はJ・K・アマルーで本作が映画デビュー。撮影は「レジェンド 光と闇の伝説」のニック・ソーヤー。音楽監修はニコラス・フレッチャー。出演はRSCやテレビで活動するヴィンセント・リーガン、「モーリス」のロス・ポートマン、「イングリッシュ・ペイシェント」のリー・ロスほか。
ロンドン。トーン(ヴィンセント・リーガン)、ベア(ロス・ポートマン)、スピード(リー・ロス)の三人組は、夜の街でボスのポップス・デン(フランク・フレイザー)のため、慈善基金と称して裏金や強奪金を集めに回る。ところが、ある日トーンはポップス・デンの影の仲間だったロスを殺し、ポップスからうとまれる羽目に。さらにかつての恋人ともよりが戻り、迷ったトーンは足を洗う覚悟を決めた。仲間ふたりに事情を打ち明けるが、ポップスはトーンの始末をふたりに命令。ボスには逆らえないふたりはトーンを殺そうとして彼を追うが、トーンは逆にふたりを撃ち殺し、ポップスも手にかけ、大金も得て再出発を図るのだった。
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