リチャード・ドレイファス
Vic
古きよき時代のギャング映画を一風変わった味付けで現代風にアレンジした一編。監督・脚本・共同製作は「アンダーワールド」のヴェテラン俳優のラリー・ビショップ。本作が監督デビュー作(殺し屋役で出演も)。撮影は「ボクシング・ヘレナ」のフランク・バイヤーズ。音楽はアール・ローズ。出演は「ロスト・ワールド」のジェフ・ゴールドブラム、「NY検事局」のリチャード・ドレイファス、「ユージュアル・サスペクツ」のガブリエル・バーン、「ザ・ファン」のエレン・バーキン、「ホワイトハウスの陰謀」のダイアン・レイン、「ショーガール」のカイル・マクラクラン、「ため息つかせて」のグレゴリー・ハインズ、「素顔のままで」のバート・レイノルズ、「シャーキーズ・マシーン」のヘンリー・シルヴァほか。
精神病院から大物ギャング・ヴィック(リチャード・ドレイファス)が帰ってくるという。ヴィックの愛人グレース(ダイアン・レイン)を寝とり、さらにグレースの姉リタ(エレン・バーキン)ともヨリを戻した子分のミッキー(ジェフ・ゴールドブラム)だが、ヴィックの忠実な子分ベン(ガブリエル・バーン)はそんなミッキーを面白く思っていなかった。ヴィック帰還の混乱に乗じてシマを乗っ取ろうとギャング・ジェイク(カイル・マクラクラン)が暗躍し、伝説の殺し屋ニコラス・ファルコを雇れたが、敢え無くミッキーによってふたりとも殺されてしまう。そして、ヴィックが帰ってきた。しかし、彼はまだどこかおかしいようだ。ベンはそんな彼のやり方に不満をつのらす。ヴィックの退院を祝うパーティで、酔ったベンはヴィックへの不満を喋ってしまい、ヴィックに撃たれてしまう。突然、そこに死んだはずの伝説の殺し屋ニコラス・ニック・ファルコ(ラリー・ビショップ)が現れた。その次の日、グレースのオフィスにヴィック、ミッキー、ニック、グレース、そしてリタが集まった。リタはグレースのことを知ると、怒って部屋を出ていく。グレースはヴィックにやり直したいと告白する。しかし彼はミッキーとグレースを殺したあとに自分も殺してくれとニックに頼んでいた。拳銃をかまえて微動だにしないミッキーとニコラス。そこへリタが銃を手に戻ってくる。緊張が解けた一瞬、ミッキーはニックを撃つ。ヴィックはグレースと共に生きていくことを選ぶ。
Vic
Mickey Holliday
Ben London
Rita Everly
Grace Everly
Jake Parker
Jules Flamingo
Wacky' Jacky Jackson
Nick
Nicholas Falco
Lee Turner
Gabriella
Danny Marks
Sleepy Joe Carlisle
監督、脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
字幕
[c]キネマ旬報社