アル・パチーノ
Johnny
87年から各国で上演されている人気戯曲“Frankie and Johnny in the Clair de Luna”を、原作者テレンス・マクナリー自身が映画用に脚色した、大人の恋物語。製作・監督は「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル、製作総指揮はアレクサンドラ・ローズとチャールズ・B・マルヴェヒル、撮影はダンテ・スピノッティ、音楽は「リトル・ニキータ」のマーヴィン・ハムリッシュが担当。
ニューヨークの街角にあるアポロ・カフェ。この店で働き始めたコックのジョニー(アル・パチーノ)は、ウェイトレスのフランキー(ミシェル・ファイファー)に心ひかれる。ジョニーに興味を示す同僚のコーラ(ケイト・ネリガン)を尻目に、ジョニーの熱心な誘いにもいっこうに乗ってこないフランキー。しかし従業員の送別会の夜、フランキーの冷たい態度にもメゲずみんなの中で生き生きと踊るジョニーの陽気さに、フランキーは少しずつ心を動かされ、初めてのキスをかわし、そしてその夜2人は結ばれる。ジョニーは唐突にプロポーズするが、「子どもをつくろう」という言葉になぜかフランキーは逆上し家に閉じこもってしまう。数日後、店に顔を出したフランキーに、ジョニーは、自分が詐欺罪で18カ月刑務所にいたこと、離婚した妻と子がいることを打ち明けた。迫られれば迫られるほど自分の殻に閉じこもっていくフランキーだったが、ジョニーの暖かさにようやく心を開き、過去を語り始める。彼女は3年前、妊娠中に恋人に殴られて流産し、2度と子供の産めない体になってしまったのだ。それ以来、二度と恋などしないと心に決めていたのだった。「大丈夫。これからは僕がそばにいる」とフランキーを抱きしめるジョニー。ラジオからジョニーがリクエストした、ドビュッシーの「月の光」が流れていた。
監督、製作
脚本、原作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
編集
編集
字幕
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