ドロシー・マッケール
Ruth_Jordon
1925年にＭ・Ｇ・Ｍ社の手で映画化されたことのあるウィリアム・ヴォーン・ムーディー氏原作の舞台劇を「魔の海」のフレッド・マイトン氏が脚色し、「虹晴」「曙光の森」のレジナルド・バーカー氏が監督し「彼の捕えし女」「船頭さん可愛や」のリー・ガームス氏が撮影したもので、主演者は「マネキンの夢」「歓楽地帯」のドロシー・マッケール嬢、これを助けて「幻の街」のアイアン・キース氏、「ノアの箱船」「砂漠の歌」のマーナ・ローイ嬢、「硝子箱の處女」のルシアン・リトルフィールド氏、「恋の走馬燈」のクロード・ギリングウォーター氏、ジョージ・フォーセット氏、ロイ・スチュアート氏、クレイトン・ヘール氏等が出演している。
ストーリー
スティーブン・ゲントは友達と共同で所有していたアリゾナのアルケード鉱山を売り払った。ゲントを恋していた美しいスペインのハーフのマヌエラは暇さえあればゲントに言いよるけれども彼は彼女を子供扱いにして相手にしない。ゲントの死んだ仲間の娘ルス・ジョーダンは東部地方から友達と一緒に鉱山へ遊びにやって来る。途中、彼女は鉱山へ行っても面白くあるまいと思ってまずリオ・パヅの町へゆくことにきめる。その時、丁度リオ・パヅではゲントの使用人達が彼のために別離の宴を張っていた。其處でゲントの馬が過ってルスに泥を跳ねあげる。怒ったルスは皮肉な言葉でゲントを侮辱したがゲントが有名な山賊であると人に聞かされて刺戟を求める好奇心から彼に紹介を求める。かくして知り合った2人が月光を浴びて散歩した晩、互いに愛し合う身となったが自負の高い2人はお互いにその事実を認めようとはしない。散歩から2人が帰るとそこには嫉妬に燃えたマヌエラがいてルスに見せつけるためにゲントにその身を投げかける。ルスは誇りを傷つけられて怒った末立去ってしまう。しかしルスを忘れ得ないゲントは彼女の後を追いその婚約者エドガーを監禁してルスを誘拐する。ようやく室をぬけ出したエドガーは急を人々に告げて2人の後を追ったが遂に捕えることが出来ない。遠く人里を離れた2人の生活がはじまる。ゲントはルスに食事や身の廻りの世話をさせる。ルスは次第に彼の世話に馴れて来るがまだ彼に対する怒りを解いてはいない。いつまでも彼女が打解けないので到底彼女の心を得ることは不可能であると思ったゲントは彼の牧場までルスを送り届ける。ゲントがルスを伴って帰って来たことを知ってマヌエラは人々にその由を告げる。ゲントは悠々として捕われるのを待った。人々は誘拐の罪によって彼を死刑にせんとするのである。彼の身すでに危き瞬間、ルスが現われて彼女はすすんでゲントと山に走ったのであると叫ぶ。かくして2人は完全に理解し合ったのである。
キャスト
アイアン・キース
Stephen_Ghent
ルシアン・リトルフィールド
Texas_Tommy
ベン・ヘンドリックス
Dutch_Romeo
マーナ・ローイ
Manuella
Frank Tang
Wong
クレイトン・ヘール
Edgar
ジョージ・フォーセット
MacGregor
ジーン・ラヴァティー
Verna
クロード・ギリングウォーター
Amesbury
ロイ・スチュアート
Joe_Morgan
ジェームズ・フォード
Ruth's_friend
Jean Lorraine
Polly
ゴードン・エリオット
Ruth's_friend
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- The Great Divide
- 製作年
- 1930年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- W・B・F・N社輸入
- 初公開日
- 1930年
- 製作会社
- ファースト・ナショナル映画
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
ドゥエイン・ジョンソン＆クリス・エヴァンス出演『レッド・ワン』の見どころをたっぷり紹介。
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
