ジェット・リー
黄飛鴻
中国近代史の実在のヒーロー、黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の活躍を描く人気シリーズの第6作。シリーズ第1~3作「天地黎明」(91)「天地大乱」(92)「天地争覇」(93)で主演したジェット・リーが当たり役に復帰、装いも新たにアメリカ、テキサスでロケを敢行したのも話題に。製作は同シリーズのツイ・ハーク(「ブラック・マスク 黒侠」)。監督・アクション監督は「金城武の死角都市・香港」(監督・主演)のサモ・ハン・キンポー。製作総指揮は「ブラック・マスク 黒侠」のチャールズ・ヒョン。撮影はウォルター・グレッグ。音楽は「ゴッドギャンブラー」シリーズのローウェル・ロー。共演は同シリーズの常連ロザムンド・クァン、ション・シンシンはじめ、TVシリーズ版『黄飛鴻』(日本ではスターチャンネルで放映)のチャン・クォクボンほか。
ウォン・フェイフォン(ジェット・リー)は叔母で婚約者のイー(ロザムンド・クァン)と弟子チャト(ション・シンシン)を連れ、新天地アメリカで医局・賓芝林を開こうとするソー(チャン・クォクボン)をたずねてアメリカの大地を旅していた。途中で拾ったカウボーイのビリー・ザ・キッド(ジェフ・ウルフ)を伴って森で小休止中、インディアンが襲撃。馬車に乗ったまま川に転落したイーとチャドを救おうと川に飛び込んだフェイフォンは頭を打って流され、一行とはぐれてしまう。一行はソーが待つ居留地にたどりつくが、そこは白人による差別が横行。荒くれどもに襲われる一行をビリーが華麗な銃さばきで助けた。いっぽう、記憶を失ったフェイフォンはインディアンに救われ、やがて彼らの一員として認められたが、イーがフェイフォンを探すためにまいた似顔絵を見て、彼は町へ向かい、チャドらと再会、ようやく記憶を取り戻す。ところが町では、町長が鉱山発掘による借金返済のため凶悪なギャング団を抱き込んで企てた銀行強盗の罪が、中国人にかぶせられようとしていた。陰謀と気づきながらもいったんは処刑台にのぼるフェイフォンらだったが、そこにギャング団が乱入。かくしてフェイフォンはビリーとチャトの助けを得て町長とギャング団に戦いを挑み、見事敵を打ち果たすのだった。
監督、アクション監督
脚本
脚本
脚本
脚本
脚本
製作
エグゼクティブプロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
編集
字幕
[c]キネマ旬報社